ダミ声

だみごえ

濁っていて耳障りな印象を与えがちなガラガラ声のこと。

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目次 [非表示]

1 概要

2 ダミ声の演技を得意とする声優

2.1 男性

2.2 女性

3 関連タグ

4 外部リンク

概要

普通に喋っていても常時濁点が付いて聞こえるような、ガラガラに濁った声の事。

漢字表記だと濁声。アメ横のオッサンが対面で発しているガラガラの「安いよ安いよー」が一般的なダミ声である。アニメキャラだと「魔法使いサリー」のよし子ちゃんや、大山のぶ代の演じるドラえもん、アニメではないがニャンちゅうのような声を指す。

日常会話ではずっと聞いていると耳障りに感じるとされるケースが多く、リアルでダミ声をコンプレックスとしている人は多い。ダミ声に限った話ではないが、程度が酷いと「ゴミボ」と呼ばれることもある。

同じくかすれたような声質でも、聞いていて心地よい魅力的な声質を指す「ハスキーボイス」とは別物として扱われる。また生まれつきのことが多いハスキーボイスとは異なり、ダミ声は無理のある（間違った）発声方法により、後天的に陥る人が大半である。

例えばお笑いコンビなすなかにしは共に掠れたような声をしているが、ハスキーボイスに近い那須の方は「ガラガラ声」、那須より潰れたような声質である中西の方は「ダミ声」と称される。

元々普通の声をしていても、演技などで意図的にダミ声、がなり声を出す人もいる。

生まれつき普通の声だったのに地声がダミ声になってしまった場合、先ず発声に難がある人が殆どであるため、喉を締めつけないように話すなどの工夫を行うことである。正しい発声の訓練で喉の炎症が治まり、改善すると考えられている。

また成人以上の場合タバコと酒で喉を傷めてしまい、治らないままずっと声がガラガラになっている（いわゆる「酒焼け声」）ことも多いため、飲酒喫煙を控えることでも改善が見込める。もっとも、逆にハスキーな声質に憧れてアルコールで喉を潰そうとしても効果がなかった、という人もいるため、その人の元の喉の強さや声質にも関係する。

いずれにせよ、後天的なものの場合、本人の努力次第で変えることはある程度は可能である。

一方で、加齢やホルモンバランスの変化、事故や病気などで、本人の発声法や生活習慣に問題はなくても声が低く掠れたものになってしまった場合、改善が望めないことも少なくない。歌手や声優は喉の酷使でポリープなどができてしまうリスクが高いといえ、治療や発声法の変化により声が変化してしまうこともある。

事故や病気などで声が大きく変わってしまった人や、生まれつきダミ声に近い声質の人の中には、かつての声や自身の望む声に近づけるため声帯の手術を受けるという人もいる。