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燃えるゴールを目指せ!

概要

コロコロコミック」で連載されていた徳田ザウルスによるミニ四駆漫画。1987年12月号より1992年2月号まで連載、後述の理由による休載後、別冊コロコロコミックスペシャル1993年2月号で完結。全14巻。アニメ化もされた。

終盤、作者の病気による長期休載があった為、未完と思っている人が多いが、長期休載の後、きちんと完結している(単行本14巻冒頭で休載のお詫びとそれまでのあらすじを2ページにわたって描いている)。

ミニ四駆漫画としては初の本格ストーリーを持ち、第一次ブームの火付け役になるとともに、人気を支えた。

ストーリーは大きく分けて『ミニ四駆選手権編』と『黒い風編』の二つからなる。

続編として、模型店のポスター&チラシ上で『真ダッシュ!四駆郎』が連載されたが、当時は『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』人気の真っ最中であり、四駆郎世代は軒並みミニ四駆を退いていた為、まったく人気が振るわず、未完のまま打ち切られた。

また、2015年に雑誌「コロコロアニキ」にて武井宏之の手により『ハイパーダッシュ!四駆郎』として復活した。武井は中学時代、本シリーズに登場するオリジナルミニ四駆のデザイン公募に応募し優秀賞を勝ち取った事がある。(その際に作者の徳田から、デザイン使用とブラッシュアップデザイニングの承諾のための電話連絡を直接貰い、デザインのセンスをベタ褒めされたという。また、この事が武井の漫画家としての原体験の一つとなっている)武井が描いたデザインは、のちに徳田の手によってブラッシュアップされ「ダッシュ3号 流星」として本作のサブを担うマシンの一つとなった。

原作ではその話の最後のページにほぼ毎回シリアスブレイクとも思えるようなオチのあるコマが描かれていた(ただし例外もある)。

アニメ版

1989年10月から1990年3月にかけて、テレビ東京系列局、びわ湖放送の他、静岡放送TBS系列局)や福岡放送日本テレビ系列局)で放送されている。

全25話。さらに原作の南米編をアレンジした特別編があり、当時の特番の中で放送された。

アニメーション製作はアウベック。

ホビーアニメの元祖とも言えるアニメであり、カブトボーグのようなシュールな笑いが好きな人は必見(ただし、当時の子供達は決してそんなつもりで観ていたわけではないが。なお、ホビーアニメではなくホビー漫画では本作よりも先に製作された作品も多く誕生していた)。

田宮模型とコロコロコミックサイドとしてはもう少し続けるつもりでいたのだが、広告代理店の都合で実現出来なかった。

その一方で、本放送終了後に、仙台放送を始めとするフジテレビ系列局約13局のほか、静岡放送と同じTBS系列局約6局、福岡放送と同じ日本テレビ系列局約2局でも放送されている。

公式配信

ニコニコ動画にて、2012年10月12日より、公式配信がスタートされた(現在は配信終了)。

詳しくはhttp://ch.nicovideo.jp/channel/yonkurouまで。

当作品はこれまでVHS版のみでDVDなどの媒体では発売されておらず、視聴する機会に恵まれていなかっただけに、この公式配信は非情に有難い。

後にバンダイチャンネルでも配信されている。

こちらは現在でも視聴可能。

しかし、特別編は未だにVHSのみである。

2021年9月にはとうとうYou Tubeのミニ四駆公式チャンネルでも第一話が配信された。

世界観・設定

この頃はミニ四駆の定義がまだ曖昧で、作中には明らかにタミヤ製でないオリジナルマシンが数多く存在している。※ミニ四駆の商標はタミヤが取得しており、タミヤ製以外はミニ四駆を名乗れず、公式大会にも参加できない。

もっともこういった例は、ミニ四駆に限らずコロコロで展開したばかりの新規コンテンツではキャラクター資料の絶対数の少なさから珍しくない事態で、例えば後のポケモンでも似たようなことがあった。

また、ミニ四駆のルール自体も実際のそれとは大きく異なっており、大会でやるとルール違反で失格になる技なども少なくない。

基本的にホビーアニメらしくトンデモ理論でレースが展開するが、トンデモ理論なりにきちんと理屈があるのが特徴で、気合や根性だけで何とかなる展開は意外と少なく、それが当時の他のミニ四駆漫画と一線を画すとして子供達に支持された。

オリジナルマシンには自動変速装置やオイル噴射駆動など、ミニ四駆ではありえないが現実には存在する技術などがふんだんに盛り込まれ、可能か不可能かはともかく、説得力だけはある。

ただ、ストーリー中盤で『キャノンボール』が使用したコンデンサ回路に関しては

作品を見た子供がフラッシュ付き使い捨てカメラを分解し感電する事故が発生している。

(幸いにも軽症であった)。

なお、オリジナルマシンの象徴的とも言えるのが主人公らダッシュウォーリアーズの使うマシンに採用されているカーボンシャーシの独特な形状をしたバンパーである。

通称496バンパーと呼ばれるソレは、キットのものとは大きく違う形状で、その独特のデザインは当時の少年達の憧れの的であった(当時タミヤより発売されていたRCカー、マイティフロッグ、グラスホッパー系のバンパーがモチーフにされたものである)。

近年新規金型にて発売されたミニ四駆PROバーニング・サンスーパーエンペラーには496バンパーがディスプレイ用として付属しており、当時少年であった大人達の心を大いにくすぐった。

また、オフロード走行時にはまっすぐにしか走れないミニ四駆を操作するため、ホッケーのスティック状のガイドスティックを用いて一緒に走るのも特徴的だった。

このガイドスティックもまた、当時の子供達の憧れであった。

ちなみによくあるのが「子供の足でミニ四駆に追いつけるかよ!」というツッコミであるが、当時(1次ブーム時)のミニ四駆はあまり速くなく、余程改造をしていない限りは子供の足でも追いかける事ができた。(当時のジャパンカップの映像を観ると、あまりの遅さに驚く。)

また、現在ではこの作品のように、実際にガイドスティックを作り、そのガイドスティックと屋外用に改造したマシンを用いて屋外レースするという、「ストリートミニ四駆」というものも存在する。

登場人物及び登場マシン

ダッシュ軍団(ダッシュウォーリアーズ)

ライバルレーサー達

黒い風(ブラックミストラル)編

その他

  • 日ノ丸源駆郎(CV:仲村秀生)…四駆朗の父。ホライゾンの製作者であり、使い手。ダッシュナンバーズのマシンは、皇快男児ホライゾンの影響を受けて作ったもの。
  • バア(CV:片岡富枝…四駆郎の祖母。原作では出番が少ないが、アニメではほぼ毎回登場する。
  • 徳田ザウルス(CV:徳田ザウルス)…自称出たがり作者。原作者本人が演じていて、作中では売れない漫画家とされている。バアと同じく、アニメでは出番が多い。原作では源太の家の二階に住んでいる。
  • 前戸(CV:山口勝平)…レースの解説を担当。モデルは実在人物である「前ちゃん」ここ前田靖幸氏。
  • 河合アナ(CV:西原久美子)…レースの実況を担当。レッツ&ゴーでいうところのミニ四ファイターのポジション。

登場マシン

実際に模型化されているものには☆印を付けている。

名セリフ

「ミニ四駆はオモチャじゃねぇ!レーシングマシンだ!!」

・「何故君達はローラーを使わないのかね?」「だってあれ、カッコ悪いじゃん。」

「オモチャなもんか! 立派なレーシングマシンだぜ!」

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