セーラーサターン

CV：皆口裕子（旧作アニメ）/ 藤井ゆきよ（Crystal）

土萠ほたるの中で眠っていた土星の守護を持つセーラー戦士。破滅と沈黙、あるいは破滅と誕生の戦士。「目覚めてはいけない戦士」と呼ばれる。

再生不能なほどの世界の危機に目覚め、背丈を超えるほどの巨大な鎌「沈黙の鎌（サイレンス・グレイブ）」を振り下ろして世界を無に還し、自らの死をもって新世界の誕生を導く。

特徴

イメージカラーは紫色。ティアラの宝石は紫色（旧作アニメでは白）だが、白い結晶のブローチとチョーカーを着用。

他のセーラー戦士とまったく違う姿を持ち、花びらに似た肩のフリル、先を尖らせた手袋を装備。外部太陽系三戦士と同じ無地の襟、三角錐を下げた惑星のピアス、編み上げが施されたロングブーツも着用。

サイレンスグレイブは別名「死の女神の鎌」によると死神の鎌をイメージした武器で、死神のタロットカードと同じような効果を持つ。

破滅の力は世界の死と再生を導く力であり、単純な攻撃力と解釈することは正しくないが、あえてそう解釈するなら太陽系のセーラー戦士で最強。星系や一つの世界を簡単に壊してしまう。

原作版によると破滅と誕生の力は太陽系を支配する「幻の銀水晶」に対応し、緊急時を除いて揃わない外部太陽系戦士のタリスマン集結と幻の銀水晶の持ち主の最期が重なった時に覚醒する。

「絶望を感じることはありません　いつでも終焉と共に希望と再生があるのです」

決め台詞は「破滅の星！土星を守護にもつ沈黙の戦士！セーラーサターン!」。

シルバー・ミレニアムが地球国に攻めいられ、セレニティの血筋が絶えたことで土星から召喚。外部太陽系戦士の三人の前で沈黙の鎌を振り下ろし、両国を無に還して地球の生命体の進化をやり直させた。

第三部終盤でミストレス9に肉体を奪われたほたるに働きかけてちびうさたちを救わせ、スーパーセーラームーンの特攻に反応して完全覚醒。数年前の事故で最期を迎えるはずだった土萌ほたるが父・土萠創一の狂気で生かされ続けたこと、全てが決められた運命であることを述べ、師ファラオ90とタウ星系の最期を導くために異界に姿を消すが、救世主〈メシア〉となったスーパーセーラームーンの幻の銀水晶の力を借りて赤子に転生し、外部太陽系戦士に育て直される。

しかし、操られたセーラー戦士の存在を感知してスーパーセーラーサターンに覚醒。育ててくれた三人にセーラークリスタルを授けた。

以降はセーラーちびムーンやセーラープルートと行動を共にすることが多い。守護母星上空に「タイタン・キャッスル」と呼ばれる城を持つ。

決め台詞は「沈黙の星！土星を守護にもつ破滅と誕生の戦士! セーラーサターン！」

ちびうさと父の創一への愛でミストレス9の心に打ち勝った土萠ほたるが覚醒し、ちびうさにピュアな心を返して伝説の聖杯を失ったスーパーセーラームーンの代わりにファラオ90を滅ぼした。

ピュアな心の力でメシアに目覚めたスーパーセーラームーンの力で赤子に再生し、創一に育て直される。

しかし、シャドウ・ギャラクティカの出現を感知したサターンの意思に記憶を戻され、スーパーセーラーサターンに覚醒した。

実戦での活躍は少なく、ネヘレニア戦、セーラーギャラクシア戦で参戦するもいずれも敗れている。

設定の特殊性やあまりに強力な能力で扱いが難しく、旧作劇場版（S、SSとも）には未登場。

旧作アニメでの戦闘はSの終盤及びセーラースターズの序盤及び終盤のみであり、いずれも変身後の登場の為、変身シーンはセガサターン版のゲーム（駄洒落か）かYouTube上のファン制作の動画を見るしかなかった。『スターズ』終了後は再アニメ化の話もなく、公式の長編映像化は絶望視されていたが…。

基本的には原作に準拠した設定・経歴となっている。

そして、2021年2月11日に公開される『美少女戦士セーラームーンEternal（後編）』において、旧テレビアニメから25年の時を経て、遂に変身シーンが初映像化されることになった。

変身シーンは胎児姿勢で破滅と誕生をイメージしたものになっており、一部はセガサターンの変身バンクを踏襲している。

また、エターナル形態、プリンセス形態もアニメで初披露している。

《後編》のキーパーソン！劇場版『セーラームーン』外部太陽系戦士の変身ムービー「スーパーセーラーサターン／土萠ほたる」篇　劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』《後編》

※オリコン運営 公式YouTubeチャンネル『oricon』より転載

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