概要

口が達者な商人、「利益」あるところにサンポあり。

サンポが手にする圧倒的な量の情報に人は近づかざるを得ないが、彼の「客」になるのは決して良いことではない。

値段さえ見合えば、「客」はいつでも彼の「商品」になり得るのだ。

プロフィール

人物

ベロブルグに滞在している謎の男。

一応は地下の自警組織「地炎」にも名義を貸しており、上層部と下層部を行き来する道が閉鎖されていた時期でも、双方を自由に行き来していた。

より高い代価で報われない限り、顧客のためにあらゆる種類の仕事を行うアンダーワールドからの雄弁な傭兵。後ろ暗い商売も平然と行う闇商人であり、シルバーメインの摘発を恐れ裏でこそこそしている。

いつも欠かさない含みのある笑顔や、慣れ慣れしい程にフレンドリーな態度は、全くもって「胡散臭い」ことこの上ない。しかし商人としての手腕は確かであり、自分の利益が見込めるなら、協力・支援を惜しまない。

長身の大男ながら手先は器用な方で、有事の際は武器として所持する曲刃のナイフや煙幕弾を駆使して、敵はおろか味方さえも攪乱する。

能力と戦術

風属性弱点の敵に対する高い弱点撃破効率に加え、全ての攻撃に風化状態付与による持続ダメージの誘発効果を持つサブアタッカー寄りのDotアタッカー。

軌跡

• 通常攻撃「眩い刃紋」

削靭値10。

指定した敵単体にサンポの攻撃力50%～100%分の風属性ダメージを与える。

• 戦闘スキル「反復横跳びの愛」

「これは、どうでしょう？」

削靭値10。

指定した敵単体に投げナイフを投擲し、サンポの攻撃力28%～56%分の風属性ダメージを与え、さらに4ヒットする。1ヒットごとにランダムな敵単体にサンポの攻撃力28%～56%分の風属性ダメージを与える。

5回ヒットするバウンド攻撃。敵が風属性弱点の単体であれば、一気に靭性を削り取ることができる。

• 必殺技「サプライズボックス」

「期待しちゃってます？」

　 「お客様は神様、神様を裏切れと言うのなら…追加料金です」

削靭値20。

敵全体にサンポの攻撃力96%～160%分の風属性ダメージを与え、100%の基礎確率で攻撃を受けた敵の持続被ダメージ+20%～30%、2ターン継続。

基本的には瞬間火力よりも、デバフによる持続ダメージの底上げ目的で使用される。

• 天賦「風を切り裂く匕首」

サンポの攻撃が敵に命中すると、65%の基礎確率で敵を風化状態にする、3ターン継続。風化状態の敵はターンが回ってくるたびに、サンポの攻撃力20%～52%分の風属性持続ダメージを受ける。風化状態は最大で5回累積可能。

この効果により、不安定ながらもサンポはすべての攻撃で敵に風化状態を付与でき、戦闘スキルを使用すれば一度の行動で5回付与できる。

• 秘技「一番の輝きをあなたへ」

「ふふっ」

秘技を使用した後、一定区域内の敵を10秒間のブラインド状態にする。ブラインド状態の敵は味方を発見できない。ブラインド状態の敵を先制攻撃して戦闘に入った時、100%の固定確率で、敵単体それぞれの行動順を25%遅延させる。

• 追加能力

星魂

装備・編成について

効果命中率は必殺技によるデバフ付与を確定させるラインの67%まで確保したいが、サンポは軌跡で+18%取得できるため、ここまでなら比較的容易に確保できる。風化状態付与は更に効果命中率を要求されるが、戦闘スキルのおかげでそこまで優先する必要はない。

他には、持続ダメージを底上げするために攻撃力を上げていきたいところ。

• 光円錐

光円錐は、✦5ならデバフ状態の敵に対するダメージ上昇+戦闘スキル発動時に効果命中率が上がる恒常の「世界の名を以て」、撃破特効アップ+必殺技発動時に持続与ダメージが上がるヘルタ交換「孤独の癒し」、「待つのみ」は与ダメージアップ+ターンごとに敵に雷ダメージを与えるがカフカがいるのなら彼女に装備させたい。

✦4は、ダメージを稼ぎたいなら「おやすみなさいと寝顔」か無料で獲得できる「フェルマータ」*、効果命中率を上げたいなら「獲物の視線」。これらは完凸すれば無凸の✦5よりダメージが上がり入手難易度も低いため、完凸した✦4の方が優先度は高い。

• 遺物

トンネル遺物は、攻撃力と持続ダメージ両方に恩恵のある深い牢獄の囚人 4セット。無ければ「昼夜の狭間を翔ける鷹」4セットか「鷹」＋「草の穂ガンマン」2セットずつ。

次元界オーナメントは、攻撃力を上げるなら「蒼穹戦線グラモス」か「宇宙封印ステーション」、効果命中率を上げるなら「汎銀河商事会社」。ただし、「グラモス」は効果を発揮するために速度が最低135(102+33)、最大160(102+58)必要になるので、脚部の速度メインステータスた速度バフを持つ編成を組み合わせよう。

メインステータスは胴体は攻撃力or効果命中率、脚部は攻撃力or速度、次元界オーブは風属性与ダメージ、連結縄は攻撃力。特に胴体は、使用する光円錐や遺物によって調整しよう。

サブステータスは攻撃力%>速度>効果命中の順に優先したい。

劇中の動向

この先は各種ストーリーのネタバレを含みます。

• ベロブルグ編

ヤリーロⅥに降り立った開拓者一行が、最初に出会った地元民として登場。

何故か雪に隠れており、怪しまれつつも街への案内役を買って出るが、直後ジェパードが現れるや黙ってトンズラし、矛先を開拓小隊に押し付けた。

その後、大守護者の変心でシルバーメインに包囲されてしまった一行を催眠ガスで援護し、彼らとブローニャを隔絶されていた地下に運ぶという、地味に重要なファクターを担った。

その後も勝手に消えたり現れたりし、それ故のぞんざいな扱いを受けながらも、「地炎」の一員として皆を支援した。

…そして、ヤリーロⅥを解放した列車が次の星へ去っていった中。場面はボルダータウンにある彼のアジトへと移り、サンポの独白が語られる。

「この"物語"を"あなた"に捧げます」

「次の舞台をお楽しみに!」

彼は宇宙に散らばる"愉悦"の行人『仮面の愚者』の一員でもあり、なんと第四の壁を視認しているかのような素振りでカメラ目線に話しかけてきたのだ。

ちなみその後のミニイベントでは荷物を開けると爆弾が手に入る。その爆弾を処理した後に手紙を受け取るのだが、差出人はサンポであった。

• ピノコニー編

第一章で出会ったホタルと夢の街を巡っていた開拓者だったが、それを尾行するサンポの姿が。

気付かれるや否や「大人の遊びを教える」と勝手に案内を買って出るが、実はこの人物は、彼と腐れ縁の同胞・花火が化けた偽物であった。

その後のブラックスワン同行クエストでは本人も登場し、花火がスワンに仕掛けたゲームに"助手役"として渋々付き合わされる羽目に。

最後にはその報酬として花火から「鍵」を渡されるが、これは彼が何らかの理由で手放し、今まで付けていなかった「愚者の仮面」を取り戻すために必要なものだという。

• 崩壊:愚者カード

世界観を共有する『崩壊3rd』とのコラボイベントにも、花火と共に友情出演。

正式な実装コラボは花火だけだが、彼自身はボスとして、本編では未だ見せないド派手(かつ胡乱)な戦いぶりを披露する。

• サンポ・コースキとは何者か?

仮面の愚者であったサンポは、開拓者たちがヤリーロ-Ⅵに来る前から他の星を行き来していた事が判明する。しかしかの星は星核の影響で600年以上前から空間が閉ざされており、それは開拓の力を持つ星穹列車でさえ例外でなく、他の惑星やカンパニーからも滅びたと思われていた程。

そんなヤリーロ-Ⅵにおいて、普通の人間である筈のサンポがその制約を無視できるのはあり得ない事で、思い当たる例外はアレ位しか存在しないが…。

宇宙ステーションヘルタには「採点銃」と呼ばれる奇物があり、各キャラクターに謎の採点をつけるのだが、サンポは景元、飛霄、黄泉、羅刹、なのかといった超実力者か出自不明の存在と同じ「測定不能」と出ている。

上記コラボでも、花火は5,6年前の時系列にあたる本編にまで出現しており、両者は未だ開拓や星神の認知外というかの星系に行って帰ってきたことになる。サンポ本人も「開拓者に劣らない冒険をしている」と語っているが、上記もその一つなのだろう。