オリーフィオ
おりーふぃお
CV:宮田幸季
レインボー星人の長。年を取らず何百年も生き続けている「永遠のオリーフィオ」として、宇宙でもその名は知られている。
かつて変化の能力を持つ一族は人々に恐れられ、宇宙をさまよった末に、名前もない星に流れ着く。オリーフィオは仲間達に「雨の後には美しい虹が輝く。きっとわたし達にも輝くさ、美しい虹が…」と説き、この星をレインボー星と名付けて生き抜いた。幸い、この星で採れるレインボー鉱石の持つエネルギーで水質や土壌は改善されたため、荒涼とした星は豊かな惑星となり、人々は幸せに暮らしていた。
しかし数か月前アイワーンが現れ、ダークペンを暴走させてしまう。ユニはオリーフィオに頼まれて鉱山の人々に緊急事態を告げるため小型機に乗り込むが、石化ガスはあっという間に惑星全体を覆い、ユニ1人を残して住人はみんな石にされてしまった。それ以来ユニは星を離れて、ある時は宇宙アイドルマオ、ある時は宇宙怪盗ブルーキャット、そしてまたある時はノットレイダーのバケニャーンと姿を変えながら、故郷と仲間を元に戻す方法を探す旅を始める事になる。
「わたし達は皆、オリーフィオの子」という言葉の考察
第21話終盤でユニがひかる達と会話するシーンに置いて、以下のような超意味深な発言がなされた。
「わたし達は皆、オリーフィオの子。オリーフィオはわたし達の父であり、母でもある。そして、わたし(ユニ)自身でもある。私達は1つなのよ…」
この発言について、ひかるは「う〜ん…? 家族ってこと?」と尋ねると、ユニは「えっ… まあ、そんなところかな」と少し微妙なニュアンスで回答している。
この発言は視聴者間で様々な解釈をもたらした。
詳細が不明だった頃は、レインボー星人がハダカデバネズミのような女王とされる個体以外は生殖能力を持たない真社会性の生態を持ち、アリやハチのコロニーのような社会が形成されていたとも受け取れた。そうなると、オリーフィオはいわば「女王蜂」のような存在であったと考えられる。
さらに「父でもあり母でもある」という言葉から、一部視聴者の間では一種のクローン繁殖の可能性を暗示しているのではとの考察もあった。ただし一般的に連想されるクローンと異なり、彼らはひとりひとりが異なる外見をしている。
また、柳川あかりプロデューサーによると「ユニ」の名前には複数の意味が込められているが、その一つに「単一」を表す接頭語「uni」の意味も含んでいると明かされていることも深読みを捗らせるところではある。(他の意味としては「唯一無二」や、宇宙を意味する「universe」があるということ)
ただし、作中では一番理知的とされるまどかが、ユニのこの発言については形而上学的な比喩表現に過ぎないと考えているようで「哲学的ですね」という感想で済ましていることも付記しておく。
そしてアニメージュ増刊号にて、シリーズ構成の村山功氏からレインボー星人はオリーフィオから発生した単一の生命体であることが明言された。村山氏は「ある意味(レインボー星人)みんながオリーフィオ」とも語っており、この発言を基にすれば、住人達はオリーフィオのクローンに近しい存在ということになる。
スター☆トゥインクルプリキュア 惑星レインボー ユニ(プリキュア)
最長老:同じく宇宙人の長。少数民族(星全体を占めているにしては)、文明を立て直しつつあったが侵略を受け、協力を拒否したこともあって星を滅亡させられた、宇宙に一人逃れられた同族がいた、民が皆長の血を引く(上記の発言通りであればであるが)者達で構成されている事が共通している。
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