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エクリプスモード

えくりぷすもーど

ウルトラマンコスモスの最強形態。
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概要編集

カオスヘッダー・メビュートに敗れ光を失ったコスモスがムサシの「勇気」とコスモプラックの基となった輝石に集めた金環日食の光によって復活した時に会得した、テレビ本編における最強形態

「優しさ」と「強さ」が「勇気」の力でひとつとなり、「太陽と月が重なる金環日食の溢れるフレアーのごとき、神秘の巨人」と呼ばれるモード。

赤と青と金というかなり派手なカラーリングで元々変化が激しかった掛け声もコロナモードの時よりさらに増して勇ましい。正直ムサシが変身しているとはとても思えないほど野太い声である。


ルナの「優しさ」とコロナの「強さ」を併せ持つモードで設定上は両モードの能力を使用可能。コロナモードを上回るボディスペックに加え、最大の特徴は「自身が救いたい、あるいは倒したいと思う存在に対してのみ効果を発揮する」浄化力と破壊力を兼ね備えた必殺技・コズミューム光線。これにより怪獣に取り憑いたカオスヘッダーだけを倒す事もできるが、その能力を使うためには信頼と勇気の心が必要。これを応用して生物の有害な力を無害に作り変える事も可能(ただし劇中においてはカオスヘッダーから自分たちとやっている事が同じだと糾弾されてしまった)。

正拳突きを取り入れたファイティングポーズも印象的。

その他の特徴としてはやたらアクションが派手なことが挙げられ、バリア技を持っているのに敵の光弾をはじき飛ばすために高速回転したり、わざわざ一時停止してから蹴りを叩き込んだりする。それらも含めて本気仕様ということなのだろうか。

ただ、本編では専ら浄化・対カオスヘッダー用という側面が強く、意外と出番は多くない。


なお、モードチェンジの際には一度コロナモード(あるいはスペースコロナモード)になってからチェンジしなければならず、活動時間は約1分が限界となる。劇場版2作目では直接変身を披露している。

また、ムサシが一体化していない際にはチェンジしていないが、ムサシと一体化していないと使用できないのかどうかは明言されていない(第64話や劇場版2作目では戦闘終了後にムサシと分離した後もエクリプスモードを維持していたが、最終話では一体化するまでエクリプスモードでさえ苦戦したカオスダークネス相手にずっとコロナモードで戦っており、劇場版三作目でのグローカーマザー/ポーンとの戦闘中は、劣勢でも一体化するまでチェンジしなかった)。

とはいえ、エクリプスモードの誕生にはムサシが深く関わっているのでムサシとコスモスが一体化していないと変身できない可能性は高いだろう


最強形態の名に偽りなく、登場から前半の間はダメージはおろかスーツを汚されることもなくカラータイマーが点滅しても振る舞いは全力で力強かった。しかし、話が進むにつれて地球での長きに亘る戦いで蓄積されたダメージと疲労によってコスモス自身が弱っていったこともあり、ノワール星人&ラグストーン・メカレーター戦で初めてダメージを負ってしまう。その証拠に後半はカラータイマーが点滅すると動きが辛そうだったり、身動きが取れなかったり苦しそうだったりしている。さらにはカオスヘッダーがコスモスやチームEYESに対抗して進化していったこともあり苦戦を強いられることが多くなった。

チートラマンとも言われるが、その強さを習得、進化したのがカオスウルトラマンカラミティ。エクリプスモードが強いからこそ、それに対抗されてしまった。

それでも戦い続けるエクリプスモードの姿は、どんなに大きな困難でも逃げずに立ち向かう勇気を体現していると言えるだろう。

また、かなり打ちのめされてエネルギー切れ寸前になっても必殺技を放って勝負をつけられるほどのタフさも持っている。


フューチャーモード登場後もエクリプスへのモードチェンジは自由にできる様で『決戦!ウルトラ10勇士!!』で久々に登場。直接敵を撃破してはいないが、アレーナを洗脳していたエタルガーの邪念を消失させるという、いかにも彼らしいナイスアシストをみせている。


しかし『ウルトラマンオーブTHE_ORIGIN_SAGA』では、打ち込まれた怪獣を操る毒素が登場したにもかかわらず、エクリプスモードは登場しなかった(『10勇士!!』でスーツに限界がきたという説もある)。だが仮に登場していたとしても、この毒素はある手段を用いないと解毒できないという設定であったため、エクリプスモードの力で浄化できたかどうかは不明瞭である。ただ、ゴルメデβの例を見ればわかるようにエクリプスモードは他に救う方法がない時でない限り使用しておらず、手段があるのならばそちらを尊重し、安易に使用しないようにしているだけともとれる。


ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』のプロローグでは、アブソリューティアンの雑兵達を相手に爆炎の中から現れる形でコロナモードから変身。

様々な技を披露し、コズミューム光線を使用した際には盾にされたリドリアスを擦り抜けてアブソリューティアンを撃破するという『コスモス』本編での初登場時をオマージュしたであろう演出も披露した。

前述の通り、エクリプスモードのスーツは限界が来たと言われていたが、今回登場したスーツは無事に現存されていたか当時のそれを何とか修繕したか、もしくは一から新造されたものだと思われる(本編や10勇士と比べると目の光の色が違うという指摘もある)。


『Fighting Evolution Rebirth』ではコスモスの最終形態としてコロナモードを経由して変身できるが、ウルトラモードでは最終盤まで変身できない。なお、ネオカオスダークネスⅡとの戦いではこの姿からルナモードの姿に戻っている。


データ編集

飛行速度マッハ16
走行速度マッハ3
水中速度マッハ2
潜地速度マッハ1.5
ジャンプ力2200メートル
握力80000トン(人間換算で80キロ)
初登場:ウルトラマンコスモス』第30話「エクリプス」

必殺技編集

エクリプスウルトラマンコスモス エクリプスモード

エクリプスモード最大の必殺光線にして、特撮界でも並ぶものなきチート光線

フォームが少々独特で、両腕を交差させてエネルギーを溜め、それを右腕に移し突き出すようにして放つ。(だが、後にカオスウルトラマンカラミティにカラミュームショットとしてコピーされてしまう)。


通常の破壊光線としてもコロナモードのネイバスター光線以上の威力を誇るだけでなく、これ一つだけで様々な効果を発揮する超便利光線である。この技を使うためだけにエクリプスモードになった事も。

キュリア星人バデータ戦では体に入った毒物を取り除いたり、カオスクレバーゴン戦ではカオスヘッダーに侵されたバイオチップのみをピンポイントで打ち抜いたり、ネルドラント・メカレーター戦では光線を分散させて体内に埋め込まれた機械のみを打ち抜いて除去したり(ただし、改造の影響で弱っていたため直後にショック死してしまった)と万能性では他の追随を許さない。洗脳と記憶操作を解くために生身の人間にぶっ放したこともある(当然絵面的には巨大なウルトラマンが等身大の人間に必殺光線を撃つことになるため、極めてシュールになった)。


他にもリドリアスを人質に取られた際も人質をすり抜けて後ろにいる敵にのみ当ててみせた(第30話、運命の衝突)。

さらに効果も絶大で、たとえ1回の戦闘で別々の相手に2発発射しようがエネルギー切れ寸前でラスボスに撃とうが全く効かなかった事はなく、当たれば最低でも撤退に追い込んでいる(明確に効かなかったのはゲーム作品で登場したネオカオスダークネスのみ)。


身も蓋もなく言ってしまえば、コスモスとムサシが当てたい相手にだけ当たり、その時必要な効果を出すという光線である。


平成ウルトラマン達の能力を授けられたウルトラマンギンガビクトリーも、設定上は使用可能。


  • エクリプスブレード

エクリプス~切り裂け、黄金の刃~

大型の三日月型破壊光刃を両手で作って放ち、邪悪なエネルギーを破壊する。普通の切断技としても使えるようで、ノワール星人の円盤を撃墜したりスコーピスを真っ二つにしたこともある。後に、カオスウルトラマンカラミティにカラミティブレードとしてコピーされる。


  • ゴールデンライトバリア

コロナモードのサンライトバリアよりも強力なバリア。バリアを前進させて押し返すことも可能。

両腕を広げて発生させるバリアは「エクリプス・レセプト」と呼ばれる。この他、「エクリプス・ウィンドミル」「ライトニングディフェンダー」といった手足で相手の攻撃を叩き落とす防御技も備えている。


  • ダイアモンド・クラッシュ

右腕にパワーを籠め、敵をストレートパンチで粉砕する技。スコーピスに対して使用し、木っ端微塵に撃破した。


  • エクリプス・ブローショット

全身に力を込め、極太い柱のような光線を発射し、上空の敵を消滅させる。


  • エクリプススパーク

右手から連続で鏃型光弾を発射する。月面でのカオスウルトラマンカラミティとの決戦では、エネルギーを溜め両腕から大型の光弾を放つ強化版が使用された。

ゲーム『Fighting Evolution』シリーズでは最強クラスの光弾技として登場するが、振りが大きく、4作目に当たる『Rebirth』ではネオカオスダークネスⅡへの有効打になりうる一方で格好の的にもなってしまう諸刃の剣である。


  • サスペンドショット

突き出した両握り拳から緑色の稲妻光線を放ち、対象を停止させる。


  • 名称不明光線

カラータイマーから霧状の光線を放ち、宇宙花粉を除去した。


  • エクリプスポーション

対象を別の場所に転送する光線。


格闘技編集

  • エクリプス・パンチ

パンチ技の総称。ストレートパンチとして使用される事が多く、ゲーム『ファイティングエボリューション』シリーズでは敵に急接近して殴ったり、大きく振りかぶって敵を吹っ飛ばすなどの高い威力を持つ技として描写された。


  • エクリプス・チョップ

「サブサイドショック」などのチョップ技の総称。


  • エクリプス・キック

命中するとエネルギーがスパークする「フライングスパーキー」、サンドロスに浴びせた「空中回転かかと落とし」などの派生技が多いキック技。

『Fighting Evolution』シリーズでは連続蹴りとして使用。4作目に当たる『Rebirth』ではネビュラコンボの基点にもなっている。


  • ハイエスト・スウィング

敵の尻尾や足を掴んで投げ飛ばす技。

『FE3』では敵を片手で掴んで地面に叩きつける投げ技を披露した。


  • エクリプス・ヘッドロック

相手の首根っこを締め上げて捕縛する技。


余談編集

マスクはルナモードとコロナモード両方の特徴を取り入れている。

客演での出演もあったりそもそもの演出における差からフューチャーモードよりよっぽど最強形態らしいと言われることも少なくない。


書籍などでコスモスが紹介される際は、なぜか基本形態であるルナモードを差し置いてエクリプスモードを映した写真が使われる事が多かったが、終始ルナモードのみが登場した『ウルトラマンサーガ』以降はルナモードメインになり、全くなくなったわけではないとはいえエクリプスモードがメインで扱われる機会は激減した。

コスモスの基本形態のスタイルが戦いではないことと、ティガやダイナとは異なり他に例のない基本形態が赤ではない主人公であったために他と並べるにはバランスが良かったこともあるのかもしれない。


それでも『ウルトラ10勇士』以降の客演ではコスモス登場時のBGMに他のモードの戦闘BGMを差し置いてエクリプスモードの戦闘BGM「エクリプス誕生」がメインに使用されているほど、依然存在感は大きい。


劇場版第2作での直接変身は輝石をかざしたムサシの元に太陽で発生したプロミネンスが地球に降り注ぎ、彼の身を包んでコスモスの姿に変化するというもの。このプロミネンスは幻覚でもなんでもなく、本物であり、近くを飛行していたスコーピスを焼き尽くした。地球に到達した時点で色々マズイような……。


関連イラスト編集

優しさと強さと勇気と…エクリプスモード優しさと強さと、勇気


関連タグ編集

ウルトラマンコスモス コスモス(ウルトラマン)

ルナモード コロナモード スペースコロナモード フューチャーモード


平成ウルトラマン最強形態編集

ウルトラマンアグルSVエクリプスモード/フューチャーモードクラッシャーモード

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