アラドス
あらどす
第53話「未来怪獣」に登場。
5000年後の未来から来た地球怪獣で、極度に進化した遺伝子を持つ。時空を歪ませる能力を持ち、局地的に5分ほど時間を止めたり時間移動をすることができる。これが原因でノワール星人に狙われていた。食事は口から管を伸ばして行う。
また、成体には殻にトゲが生えている。
幼体が時間旅行中に現代に迷い込みチームEYESに保護されたが、既に現代の環境になじめず衰弱しており、ヒウラキャップの特製スープを食べても尚、衰弱していった。そこにノワール星人が現れてアラドスの引き渡しを要求。これを地球側は拒否したため(ただし統合防衛軍もアラドスの能力に目をつけ死後研究材料として解剖しようという思惑があり、アラドスの命を救いたいムサシを葛藤させた)、ノワール星人はラグストーン・メカレーターを送り込み円盤と共にコスモスを攻撃。アラドスは劣勢になったコスモスを救うため最後の力を振り絞りラグストーン・メカレーターを時空のかなたに飛ばすと同時に力尽き息絶えてしまうが、迎えにきた成体たちの光線で復活し、共に元の時空に帰った。
『大怪獣バトルウルトラアドベンチャー』ではババルウ星人に捕まった子供の個体が登場。レイオニクスに選ばれなかった逆恨みでババルウ星人の移動手段として散々こき使われ、50年前の『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』最終回時の惑星ボリスに置き去りにされてしまった。ウルトラマンたちの協力でボリスへの人工太陽落下から間一髪で逃れ、最後は50年後のボリスにタイムスリップして御倉イオとピグモンを帰してあげた後に元の未来に帰って行った。
当初は「パラドス」(タイムパラドックスに由来)という名称だったが、商標登録の関係で使用できなかったため「アラドス」に変更された。この「アラドス」の由来はこの話の脚本を行った荒木憲一氏にちなんでつけられた。
着ぐるみはジェルガの改造。
デラシオンの予言との関連性
「5000年後の地球からこの怪獣が来たという事は、地球が2000年後に害を及ぼす星になるというデラシオンの予言が外れた」という意見が見受けられるが、アラドスの時空間を移動できる能力がある事から、アラドスが危険な星になった地球から逃げて来たという予測も充分に立つ為、デラシオンの予見が間違っているとは言えないのである。
何より、2000年の猶予があるからといって、今の人類が未来に目を向けず自堕落に生き続ければいずれ地球が有害な星になる事は目に見えているので、今一人一人が自分に出来る「地球の為の行動」を行い続ける事が大事なのである。
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