『STARDUST BLUE』とは、天ぷら(榊本祐)氏によって製作されたRPGツクール2000製のフリーゲームである。通称「スタダス」。
ニコニコ動画では「スターダストブルー」でタグ登録されている。→タグ検索「スターダストブルー」
2001年3月公開。ジャンルはRPGで、『SACRED BLUE』に続き天ぷら氏2作目の作品。
他の作品とはストーリーの関連はないので単品で遊べる。
次作『Seraphic Blue』のような独自のシステムではなくツクールデフォルトの戦闘・インターフェースとなっているが、
総プレイ時間40時間というボリューム感はかなりのもの。
敵のステータスをいつでも確認できる「ディテクトスフィア」や、回復アイテムを強化する「アイテムエクステンド」のシステムも本作が初登場。
「ライフフラグメント」と呼ばれるミニイベントや「小さな世界見聞録」「キッチンニューセンチュリー」などの豊富なサブイベントや、
謎解き、ミニゲーム、クリア後の隠しダンジョンなどによるボリューム感は次作にはない特徴である。
用語辞典にあたる「プロファイルスフィア」が物語が進むごとに逐一更新されるなど、細かい部分までの作り込みは本作の時点で既に顕在化している。
王国間の争いという正統派な流れから始まる純ファンタジー系のストーリーだが、一部には結構どぎついシーンもある。
特に主人公・ウェインや宿敵・ルアンの過去に関するネタは、当時でも大きく賛否が分かれた。
一方で、町人のセリフなどでは結構遊んでおり、パロディネタなども散見される。
特に某女子寮ラブコメ漫画や某ファミレス美少女ゲーのネタ、隠しボス「燃える森本」「極悪雪ダルマ」などのボケ要素は、
今見ると「これ本当に『Seraphic Blue』の人が作ったの?」と思わされること必至。
RPGツクール2000の発売が2000年4月であることを考えると本作はそれから1年もしないうちに製作された作品であり、
今では若干見劣りする部分もあるとは言え、これほど長大かつ本格的なRPGがこの時期に製作されていたことは特筆に値する。
2003年3月に、次作『Seraphic Blue』製作発表に伴って、本作は公開を停止。
約2年の公開期間だったが、Vectorでダウンロードランキング初登場5位(ゲーム以外も含む)を記録するなど、確実に爪痕を残した。
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最終更新:2024/12/23(月) 10:00
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