ipsとは、以下のものである。
ここでは、International Patching Systemについて説明する。
「International Patching System」(インターナショナル・パッチング・システム) の略で、ファイルの差分変更ファイル。ファイルの拡張子は、そのまま「*.ips」。2ファイル間を比較して、異なる部分の情報(書き換えるアドレス値と書き換える値のデータ)のみがIPSファイル内に記録されている。
元は、Amiga OS環境に存在した 「International Patching Standard」(インターナショナル・パッチング・スタンダード)というのが原型。提唱者は、ハッカーグループ Elitendo の DAX氏 と、ハッカーグループ ELITE の MCA氏。1992年頃(それ以前?)に提唱されたようで、歴史はかな~り古い。今のような常時接続や大容量ブロードバンド環境など皆無の時代に、必要最 小限度のデータをやり取りするのが目的で生み出された。
パッチの適用は、IPSパッチ当てツールを利用するのが一般的な手法。IPSパッチ当てツールは数多く存在するが、Windows版についてはM.K.S氏製作の国産ツール「WinIPS」というが日本では有名。この「WinIPS」は、適用とともにIPSパッチの作成機能も実装している。(参考ページ、Zophar's Domain: Patchers)
また、エミュレータ自体がIPSパッチの自動適用機能を実装している場合もあり、この場合はパッチ当てツールを用意する必要がない。これは、エミュレータのメモリ上でパッチが適用される形になるので、ファイル自体が実際に改変されないというような利点もある。
よく間違われているが、「ISP」ではない。
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最終更新:2024/12/22(日) 12:00
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