BLACK BLOOD BROTHERS(ブラック・ブラッド・ブラザーズ)とは、著作・あざの耕平、イラスト・草河遊也によるライトノベル作品である。表記する際は「BBB」と略される事もある。
富士見書房より富士見ファンタジア文庫レーベルにて、平成16年7月から平成21年5月にかけて長編11巻、短編集6巻の全17巻が刊行された。また、平成18年にはスタジオ・ライブとグループ・タックの共同制作によりテレビアニメ化され、全12話が放映された。
吸血鬼を題材とした作品。タイトルの「ブラック・ブラッド」とは作中における吸血鬼の呼称であり、ブラック・ブラッド・ブラザーズとは即ち「吸血鬼の兄弟」を意味する。その名の通り吸血鬼の兄弟が主人公であり、彼らと敵対するのも吸血鬼の兄弟(姉弟)である。
本作の吸血鬼は、ごく少数の特異な存在や人類の脅威となるモンスターとしてではなく、人間とは異なる価値観を持った人間と対になる種族として描かれており、人間と吸血鬼と言う異なる種族の交流や、異種族たる吸血鬼同士の交流を描いた群像劇が本作の特徴である。また、超常的な力を持った吸血鬼同士の戦闘も見所の一つと言える。
臨場感あふれる丁寧な描写、活躍するおっさん達、3巻以降が本番のスロースターターと言う作者の持ち味は本作でも健在であり、次作『東京レイヴンズ』にも引き継がれている。
ストーリーは西暦2007年の日本に存在する架空の都市・特区を主な舞台とする。1997年に初めて吸血鬼の存在が公式に確認された事件により、世界中で吸血鬼排斥の気運が高まる中、横浜沖の人工島に築かれた特区は秘密裏に人間と吸血鬼が共存する都市となっている、と言うのが作品の舞台背景である。
長編は特区の住人達と「九龍の血統」と呼ばれる吸血鬼の一族との戦いを中心にストーリーが展開し、短編では主に特区の住人達の日常や本編開始以前のエピソードを描いている。長編は全編を通してシリアスな作風であるが、短編は必ずしもそうでは無く、本当に同じ作品なのかと疑いたくなるようなノリのエピソードもある。
ちなみに、長編は公式に3部構成とアナウンスされているが、部の節目はストーリーの転換点となってはいるものの方向性に変化は無く、基本的に1巻から11巻まではひとつながりのストーリーとなっている。1巻から3巻が第1部、5巻から7巻が第2部、8巻から11巻が第3部、4巻は第1部以前の過去編であり、短編は部、あるいは巻ごとの空白期間に収まるエピソードになっている。
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14 ななしのよっしん
2019/11/17(日) 17:35:48 ID: fCfl2eL8ek
もう完結して10年か
九龍一家やジャネット嬢、新生サユカの活躍はアニメで見てみたかったな
15 ななしのよっしん
2024/09/10(火) 23:38:08 ID: NjgysheW6Z
アニメ化とまでいかなくても、コミカライズ誰かしてくれねえかなと今も思う
草河先生の絵柄を継承しつつ迫力あるバトル描ける酔狂な漫画家さんは中々おらんだろうが
あと東レ最新刊の目途立ちそうだな。待った甲斐あったわ
16 ななしのよっしん
2024/11/28(木) 18:45:56 ID: 4EnJi+zdVX
一時期黒の契約者とややこしかった
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最終更新:2025/01/09(木) 07:00
最終更新:2025/01/09(木) 07:00
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