AT-Xとは (エーティーエックスとは) [単語記事]

アニメシアターX（アニメシアターエックス、AT-X）とは、株式会社エー・ティー・エックスが運営するアニメ専門チャンネルである。放送開始は1997年で、日本有数の老舗CS チャンネルである。

概要

アニメシアターX（以下AT-X）は、スカパー！各サービス、またはケーブルテレビなどに加入し、視聴手続きをとることによって見ることが出来るようになる。キャッチフレーズは「ワンランク上のアニメ専門チャンネル」で、お値段もワンランク上（月額1,944円・2014年 4月以降）であり、パック料金には含まれず単体での契約となる。

運営会社のエー・ティー・エックスはテレビ東京ホールディングスの完全子会社^[1]で、テレビ東京が制作に関わっている作品を中心に地上波・UHF系・OVAなど、古今東西様々な（深夜）アニメを放送している。要するに地上波深夜アニメ全滅の地方のアニヲタにとっては必須のチャンネル（無料 BS放送でも視聴できない作品が視聴できることも含めて）。たまにAT-Xが最速放送になることがあるが（後述）、基本的には地上波放送開始一週ぐらい後から放送が始まる。

一方で前クールに放映された準新作から、「チャージマン研！」「男一匹ガキ大将」のような数十年前の怪作名作まで様々な作品の再放送を行っているため、都会のアニヲタにも少なからず需要はある様子。

本放送は初回放送を含め週に合計4回放映されるので、見逃したり録画し損ねたりしても安心。何より深夜じゃない時間帯に実況しながら見れるのが嬉しい。新作や人気作は20:00 ～24:00あたりのプライムタイムに放送される。

番組リクエストなども公式サイトから行うことが可能。番組中にCMが無く、本放送時に放映された提供バックやプレゼント募集告知まできっちり放映する。

最大の特徴は、光や湯気が少ない（アニメによっては一切無い）未修正版（通称：愛知版）で放送されることが多いことで有名。作品によっては視聴制限がかけられることがある。ただし最近はAT-X放送でも白い光が思いっきり入ることが多く、この意味で期待すると裏切られるかもしれない。愛知版全盛時（2007 ～8年頃？）とは違い、最近はアニメ制作側も自重しているのか、局によって不自然に他局と異なる修正が入ることは（2012年現在）あまりないため、湯気が少なくなるのはあくまでブルーレイやDVDでの話と考えた方がよいだろう。

ニコニコ動画ではSchool Daysの最終話を唯一Nice boat.無しで放送した局としても知られている。

このチャンネルさえあれば深夜アニメのほとんどは見ることが可能であるが、KADOKAWA系（特に角川書店）のアニメに関しては本放送から1年～2年後に放送されることが常であり、地方民の怒りを買っている。(テレ東以外のキー局制作アニメは1～2クール空けで放送されるようになった。とは言え系列のCS局やネット配信でフォローされるケースがあり、また角川アニメの場合もBS11かニコニコチャンネルのいずれかが利用可能なことが多いため、見るだけが目的なら地方民でもそれほど問題はなかったりする)

なぜそういう状況なのかは公式には一切言及されてはいないが、DVD・BD等映像ソフトの売上が関わっているらしく、例えば、売上的な意味で大人気である作品「涼宮ハルヒの憂鬱」は放送終了から5年半後の2012年に放送。また、「けいおん！」は現在に至るまで一切放送されていない（TBS チャンネルやディズニー・チャンネルでは放送）。そして、放送が始まるころにはなぜかDVD-BOXやBlu-ray BOXの発売が迫っていたりする。これはTBS アニメ・角川アニメに限った話では無いが、新作を放映せずにDVD売上が落ちてきた数年後にやっとAT-Xでの初放送がされるのは実に露骨である。特に京アニ作品は最近ではAT-Xではなくアニマックスが放映権を持つ傾向が強くなっている。

またアニプレックス製作アニメ（Fate/Zero、DTB等）や集英社原作アニメ（アキカン！等）も未放映であるが、前者はアニマックス、後者はキッズステーションでの放送があるのでスカパー民にとってはまだ救いがある状況ではある。BS11？知らんなぁ。こどものじかんはあきらめました。

2009年ごろから「さよなら絶望先生」シリーズや「ゼロの使い魔」など、キッズステーションやWOWOWで放映されていた深夜アニメがやっとAT-Xで初放送されるようになってきた。ルイズぅぅうううわぁあああああん

製作委員会にも参加することがあり、その場合AT-Xが最速放送となることが多い。特に最近はテレ東から出向した社長の方針で、同時に5、6作品も制作に参加しており、中には「とある科学の超電磁砲」などのヒット作もある。テレ東の”おさがり”ばかりを放送してた頃と比べると、かなり自立したと言えるだろう。

また声優が出演するバラエティ番組が見れる唯一のチャンネルでもあり、地上波では見れない声優の貴重な痴態勇姿を目にすることが出来る。

2010年末、遂にMBS 制作アニメがAT-X初出で放送されるようになり、12月には咎狗の血、翌年4月には「魔法少女まどか☆マギカ」が放送された。とはいえ作品によるためアニマックスで放送されるケースもある。

また、AT-Xはアニメを放送する媒体だけではなく、広告代理店業務や映像作品のプロデュース業務も行っている。

主なオリジナル番組

HD放送について

2009年4月1日よりワンランク上な月額の視聴料金が1,575円（税抜1,500円）から1,890円（税抜1,800円）に値上げされた。また、上記の値上げに関連しているかどうかは不明だが、同じく4月1日の6：00より24時間放送が開始された。なお、2014年 4月1日には増税の影響で視聴料が1,944円（税抜は変わらず1,800円）に値上げされた。
さらには、2009年 10月1日の正午よりスカパー！HD（現スカパー！プレミアムサービス）にてAT-Xのハイビジョン放送「AT-X HD!」の放送が開始された（視聴料金は従来のAT-Xと同額）。

…のだが、せっかくのハイビジョン放送が録画できない場合がある。
現在市販されているBlu-ray レコーダーの新型機種はほぼ全社が対応している。分からない場合は「スカパー！プレミアムサービス Link」、「スカパー！HD録画」のマークが入っていればそのレコーダーは対応している。ちなみに接続方法は簡単でスカパー！プレミアムサービスチューナーと対応レコーダーをLANケーブルでハブ（またはルーターか直接接続）で接続するだけである。詳細はググれ。
…が、旧来型の機種（DVD レコーダー等）を使っているユーザーはご愁傷様と言わざるを得ない。私のことである。
2013年 2月にスカパー！プレミアムサービスでの標準画質放送は終了したが、スカパー！（旧スカパー！e2）や一部ケーブルテレビでは未だに標準画質で放送されている。

ハイビジョン放送が受信できない視聴者に対するサービス…という訳でもないのだろうが、2010年 1月27日より、標準画質版AT-Xの放送も、アスペクト比が従来の4:3から16:9に変更され、16:9 制作番組の額縁放送がなくなった。

2012年 9月より日本デジタル配信(JDS)がAT-X HD!の配信を開始したとみられ、一部ケーブルテレビでハイビジョン放送が開始された。2015年 9月現在、各ケーブルテレビ局によりハイビジョン放送対応の可否が異なっているので^[2]、公式サイトで確認すべし。

AT-XのCM

地上波のテレビ東京の系列局ではAT-XのCMが流れている。テレビ東京の繁田美貴アナがAT-Xを紹介する内容のCMである。ただし、テレビ東京ホールディングス傘下のBSジャパンでは流れていない。BSジャパンでテレ東の深夜アニメが流れる事はあっても、AT-XのCMは見られない。ちなみに、2015年現在流れているCMでの宣伝文句は「日本のアニメファンをAT-Xファンに」である。

また、テレビ東京系列外の放送局（CS含む）でテレ東の深夜アニメが放送される場合もAT-XのCMが流れることがある。

削除状況

他の削除情報をGoogleで検索する

動画	詳細
エイケン	丸上げ
みなみけ特典	丸上げ
スカイガールズ	丸上げ
S・A ～スペシャル・エー～	丸上げ
すもももももも	丸上げ
ぼくらの	丸上げ
鉄腕バーディーDECODED	丸上げ
瀬戸の花嫁	丸上げ
チャージマン研！	丸上げ