高野光 単語

高野光（たかの ひかる）とは、元プロ野球選手である。故人。

概要

OB
高野光
基本情報
国籍	日本
出身地	東京都江東区
生年月日	1961年5月20日
没年月日	2000年11月5日
身長 体重	187cm 85kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	1983年 ドラフト1位
引退	1994年
経歴
選手歴 東海大学付属浦安高等学校 東海大学 ヤクルトスワローズ(1984年-1993年) 福岡ダイエーホークス(1994年) 監督・コーチ歴 オリックス・ブルーウェーブ(1995年-1998年) 三商タイガース(1999年)
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1961年5月20日生まれ。東京都江東区出身。

東海大学付属浦安高等学校に進学。チームのエースとして活躍したが、最高成績は2年夏の県大会ベスト4であり、甲子園大会に出場はなかった。

卒業後、東海大学へ進学。3学年上には原辰徳がいた。エースとして在学中5度のリーグ優勝に加え、明治神宮大会連覇、リーグ記録となる21連勝を経験。最高殊勲選手1回、最優秀投手3回、ベストナイン4回受賞するなど、大学No.1投手として高い評価を得ていた。

1983年ドラフト会議にて、大洋ホエールズ、西武ライオンズ、阪急ブレーブス、ヤクルトスワローズから1位指名を受け、ヤクルトが交渉権を獲得し、同球団に入団。同期入団には栗山英樹、池山隆寛、橋上秀樹などがいた。

1984年、ルーキーながら開幕投手を任されると、先発ローテーションに定着。8月には無傷の4連勝を記録するなど、尾花高夫や梶間健一らとともに投手陣を支えた。最終的には10勝12敗2セーブ、防御率4.83という成績を残したが、新人王の座は小早川毅彦に譲ることとなった。

1985年、故障もあり、7勝11敗、防御率4.97と前年よりやや成績を落としてしまう。

1986年、これまで2シーズンはやや不安定な投球内容であったが、同年は開幕から安定した投球を続け、最優秀防御率のタイトル争いに顔をのぞかせ、オールスターゲームにも初出場。12勝11敗、防御率3.10と好成績を残した。

1987年、シーズン途中に肘を故障し、終盤戦以降は抑え投手として活躍。7勝6敗、11セーブ、防御率4.02という成績を残した。翌1988年も間隔を開けながら7勝を挙げた。

しかし、1989年、肘の状態が限界に達し、右肘内側靭帯損傷が発覚、渡米して手術を受けた。その後約3年もの長きに渡り、リハビリに明け暮れることになる。

1992年、中日ドラゴンズ戦で勝利を挙げ、1076日ぶりの復活勝利を挙げたが、終盤には古傷の肘に加え足も故障。最終的には7勝を記録した。

1994年、柳田聖人とのトレードでダイエーホークスへ移籍。同年、故障で出遅れ、開幕に間に合ったものの、2試合目の登板途中に故障し、二軍降格。その後、復活すること無くそのまま現役を引退。

引退後はオリックス・ブルーウェーブでコーチを務めた後、台湾プロ野球の三商タイガースでコーチを務めたが、震災の影響でチームが解散となり、1年で退任している。

2000年11月5日、死去。享年39歳。自殺と見られている。

人物・エピソード

力のある直球と、落差の大き良いフォーク、カーブを武器に活躍した右腕。

登板前日には家族や知り合いに何度も電話をかけて気持ちを落ち着かせたり、打ち込まれた後は泣き崩れることもあるなど、繊細な面もあったようである。

ギターやピアノ、塑像、油絵をたしなむなど多趣味な人物でもあった。

通算成績

投手成績

関連動画

関連項目

• プロ野球
• ヤクルトスワローズ
• 福岡ダイエーホークス
• オリックス・ブルーウェーブ
• プロ野球選手一覧