関八州古戦録とは、戦国時代の関東の騒乱を描いた軍記である。
関東古戦録とも。
様々な軍記を著した槇島昭武が書き、序文から享保11年(1726年)の成立とされている。一般に流布している『関侍伝記』(『北条記』)では不十分なので、諸家の蔵書を参照して補うことを目的に書かれたようだ。
その内容はまず、かつて槇島昭武が描いた『北越軍談』を大きく利用したものである。そのため、その『北越軍談』の元ネタである『甲陽軍鑑』、『豆相記』、『北条五代記』、『鎌倉管領九代記』といったものが参照されているが、その他にも『那須記』、『沼田根元記』、『常陽四戦記』、『小田軍記』、『水谷蟠龍記』、『房総治乱記』、『館林盛衰記』、『唐沢城老談記』などを参照し、広く関東全体の戦乱を描く公正になっている。
内容は鎌倉府の公方、両上杉家の由来、北条早雲の来歴などから始まるが、本格的には北条氏康の河越夜戦から記述され、北条氏が滅亡するまでに起きた戦いをまとめ、様々な武将の姿を描くものである。
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最終更新:2025/01/11(土) 14:00
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