賈詡とは、三国志に登場する人物である。表記の都合上、賈クと書かれる。
賈詡とは三国時代の魏の政治家・参謀である。字は文和。その智謀や処世術の上手さ(後述)のおかげで一部では「先生」と呼ばれる事も。
主に曹操陣営の参謀として活躍し、正史では「打つ手に失策が無い」と陳寿からベタ褒めされるほど智謀に優れていた(たとえば、赤壁の戦いに関しては取り入れられはしなかったが「確実に勝てるとは思えない。孫権を攻めるのは時期尚早である。荊州を固めてから攻めるべき」と献策していた)。
曹操に仕える前は董卓・張繍など曹操の敵陣営として散々に曹操に対して苦渋を味わわせていた。特に、張繍に仕えていた際には策を用いて曹操の重臣であった典韋や長子であった曹昂を討ちとり、曹操陣営に大打撃を与えている。にもかかわらず(いかに曹操が「唯才是挙」を掲げてたとはいえ)見事に天寿を全うした事から、処世術の達人として描かれる事が多い(実際、史実でも有力者との交友や婚姻を控えたりと、周囲や君主にあらぬ疑いを持たれないように苦労している)。
特に有名なのは曹操の後継者問題に関するエピソードである。家臣団は嫡子である曹丕と、曹操のお気に入りであった曹植の二派に別れ、また曹操もどちらにするか決めかねていた中、賈詡は決して自らの立場を主張する事はしなかった。曹操に助言を求められた際に初めて「劉表や袁紹の事を考えておりました(共に庶子が後継者になった結果、内部で争いが起き滅亡の道を歩んだ)」と答え、曹操に自ら庶子相続の愚を悟らせた。決して前に出ず、しかし助言は確実に行う。賈詡の智謀と世渡りの上手さを象徴するエピソードといえよう。
223年、77歳で病死した。
ちなみに、正史の注釈者の裴松之は彼を嫌っており、「せっかく董卓が死んだのにこいつのせいで台無し(意訳)」「荀彧・荀攸と同格じゃないだろコイツ(意訳)」と痛烈にこき下ろしている。まぁ、次々主を鞍替えするのは儒教に反するとはいえ、それが戦国時代の上手な生き方なのだからしょうがない。陳寿は、比較材料として前漢の陳平を挙げている。その陳平は謀略に優れ、兄嫁に手を出すなど非道徳な面が多く比較対照としては非常にいいチョイスだったりする。
「横山光輝三国志」「蒼天航路」などにもちろん登場する。「SWEET三国志」などのパロディコミックでも登場。特に「SWEET三国志」では西武ライオンズと思しき野球帽をかぶっているが、これは連載当時カク繋がりで西武に所属していた郭泰源が元とされている。あと、蒼天航路や恋姫無双ではネタキャラ。
ちなみに恋姫では「賈駆」という表記。
騎将張繍の野望にて登場。「キャーカクサーン」など派生も誕生。詳しくはそちらで。
当然、能力は優秀。特に知力の数値は新作が出る度にしばしば議論が起こる。
魏LE&R賈詡(離間の計)、群R賈詡(完殺の計)、群軍師カードC賈詡の4枚(実質3枚)存在する。有名なのは小川雅史イラストの魏R賈詡。離間の計は武力・知力・移動速度を全て下げる強力な計略であり、毎回と言っていいほど修正対象になる。
CV:石川英郎 真・三國無双6からPC化 鎖鎌を得意武器とする。
忠義や天下よりも、打算で動く現実主義者である。ストーリーモードでは宛城で曹操の息子である曹昂と甥の曹安民、そして典韋を討ちとっているため曹操に降伏した際「お前の命などいらぬ、欲しいのはその才だけだ(意訳)」と言われているが、潼関や漢中攻略の戦では一軍を任され離間の計によって曹操軍に勝利をもたらしている。
無双OROCHI2では早い段階で仲間に加わる。歴史が改変される前では洞口において妲己の策によって黒田官兵衛らの軍と同士討ちで死んでいることになっていたが、かぐやによって過去に戻ってきた半兵衛の説得によって妖蛇討伐軍の一員となる。
「あははあ」が口癖。
典韋とはやはり因縁があり彼が妖蛇討伐軍を賊と勘違いした際には武田信玄、上杉謙信と共に説得しにいっている。
また謀将、腹黒、長寿、そして声優が同じということからか毛利元就とも会話があり、ムービーも用意されている。
他にも現実主義の軍師として黒田官兵衛とも特別友好関係になっている。
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最終更新:2025/01/11(土) 14:00
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