清俊彦 単語

清俊彦（せい としひこ）とは、元プロ野球選手である。故人。

概要

OB
清俊彦
基本情報
国籍	日本
出身地	宮崎県児湯郡
生年月日	1945年9月3日
没年月日	2017年11月15日
身長 体重	179cm 80kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	1964年
引退	1976年
経歴
選手歴 宮崎県立高鍋高等学校 西鉄ライオンズ(1964年-1967年) 近鉄バファローズ(1968年-1975年) 阪神タイガース(1976年)
プロ野球選手テンプレート

1945年9月3日生まれ。宮崎県児湯郡出身。兄の影響で野球を始め、中学時代にはエースとして活躍。

高鍋高等学校に進学。1年時に控え投手ながら夏の甲子園大会に出場。秋からはエースとなり、2年時には春の甲子園大会に出場したものの、中塚政幸擁するPL学園に敗退している。

1964年、西鉄ライオンズに入団。

3年目の1966年には6月に近鉄バファローズ戦でノーヒットノーランを達成。その後も先発・リリーフ双方で起用され、防御率2.04と安定感こそあったが5勝に終わった。

翌1967年、主にリリーフとして51試合に登板し4勝、防御率2.83をマーク。シーズン終了後、高木喬らとのトレードで近鉄へ移籍。

移籍初年度の1968年は、先発ローテーションの4～6番手として登板機会を得て、6勝を挙げた。

1969年、8試合連続完投を含む9連勝を記録するなど突如として覚醒。18勝7敗、勝率.720の成績で最高勝率のタイトルを獲得。防御率も2.23と抜群の安定感が光った。この年オールスターゲームにも出場、同年以降は鈴木啓示とともに近鉄のエース格として活躍する。

1970年に14勝、1971年には15勝を挙げ、低迷の続いていた近鉄の3年連続Aクラス入りに大きく貢献。

1972年には3試合連続完封勝利を記録するなど絶好調。最終的には19勝14敗、防御率2.36の成績をマークし、最優秀防御率のタイトルを獲得した。

だが、1973年に故障してからは成績が低迷。同年は5勝17敗と大きく負け越した。

1975年、通算100勝を達成するも、太田幸司や井本隆らの台頭もあり7試合の登板にとどまる。

1976年、金銭トレードで阪神タイガースへ移籍したが、シーズン途中で現役を引退した。

引退後は解説者として活動した後、サラリーマンとして勤務。

2017年11月15日、肺炎のため死去。享年72歳。

人物・エピソード

抜群の安定感で近鉄のエースとして活躍した本格派右腕。

佐々木信也からは「日本一投球フォームがきれいな投手」と評されていた。

通算成績

投手成績

獲得タイトル・記録

• 最高勝率：1回（1969年）
• 最優秀防御率：1回（1972年）
• ノーヒットノーラン（1966年6月12日、対近鉄バファローズ戦）

関連商品

関連項目

• プロ野球
• 西鉄ライオンズ
• 近鉄バファローズ
• 阪神タイガース
• プロ野球選手一覧