油断大敵とは、気を緩めたらヤバいことになるぞ、という戒めである。
「油断」そのものについても記載する。
概要
「油断」というのは、注意した方がよさそうな場面で警戒を怠ってしまうことを意味する。語源は解明されてないが、以下の二つの説が有名だ。
いずれにしても、緊張感なくのほほんとしてしまうことは何よりも怖い敵だぞ、というのが「油断大敵」の意味するところである。
油断しやすい状態
油断して酷い目に遭うなど、二次元から現実、日常から戦争まで書ききれないほどある。
災害やトラブルなども見計らったかのように絶妙なタイミングで複数が同時に発生する場合も珍しくない。悪意を持った相手からすれば油断しているタイミングを狙いたいもので、有利不利を誤認させて油断させる場合もある。
うまい話はないが、残念な結果にはいくらでもなりうるなど現実は非情である。
- 死亡フラグを立てる
- 「なんだ、楽勝じゃないか」「もう慣れたぞ」「これで終わりだな」「このくらい大丈夫」「いつも大丈夫だから」「自分は大丈夫」「雑魚w」と死亡フラグを立てたときにそいつはやってくる。
…ただそれだけでは広義なので、下に噛み砕いてみる。
- 安堵・楽観・希望的観測、情報軽視、慢心、準備不足・無計画・無警戒・ストレス
時間不足・知識経験不足・判断力の不足・体調不良・戦力差・順応・退屈・長時間・夜間など。
- 疑い・確認・準備・下調べ(検索)なども必要である。他社に意見を求めるのも有効である。
- 物事が問題なく順調な場合
- 何も問題が起きていないのではなく、そう見えているだけかもしれない。
- 悪意を持った人間は「これはあなたを陥れるための罠ですよ」「この先に落とし穴がありますよ」なんて親切に言ってくれないのである。安心させてから騙しに来るパターンもある。
- 勝利や幸せの絶頂、欲求が満たされている時、酔っている際など。
- 最高に物事が上手く行っていたり、勝利の美酒に酔いしれている人間や、欲深い人間、酒を飲んでいるなど警戒心が薄まっており、楽しい時にわざわざ嫌なことなんて考えたくないものである。「勝って兜の緒を締めよ」といった言葉を覚えておくと良いだろう。
- ストレス・恐怖・不安・猶予が無い
- 相手に対して十分な考える時間的・心理的猶予を与えず、結果的に油断状態にする場合もある。
- 相手の外観、戦力差がある場合
- 視覚的に騙す方法は豊富であり、立派/弱そうなな外観・服装・行動で騙す場合もある。見た目で油断してフルボッコにされたり、1ページくらいで瞬殺される展開はフィクションあるある。妙に自信満々なら切り札や強力なサポート手段・退路を準備している場合もある。ハッタリの可能性もあるが。
- 退屈な作業・長時間行動・夜間など
- 単純に集中力が途切れやすい。夜闇に紛れて見張りがサクッとやられるのが良い例。交代制で見張っていても話す相手がいないと暇だし、話し相手がいても雑談がヒートアップになれば油断に繋がる。あと夜間は単純に眠い。
- 怠惰
- 「よく分からないけど調べたり比較するのはめんどくさい」が良い例。単純に面倒だからとバックアップを怠って苦労して作り上げた作業内容が全部吹っ飛ぶような例もあり、ストレスは計り知れない。
- 無策・無計画
- 油断して自身の能力や切り札を多用したり、重要なヒントを喋ってしまい後に盲点・特性などを逆利用されてしまうのも痛快で胸熱だが、やられた側からすればこんな惨めなことはない。奥の手は持つべきだし、ここぞという時まで取っておくべきである。
- そもそも奥の手や秘策、対策知識や勝算がない状態、変なプライドやかっこつけで強敵や難題に挑んではいけない。勝てるのはご都合主義と主人公補正のついたバトル漫画くらいである。
- マルチタスク
- 人間は一度に多くの作業や情報を処理できないし、一つのものに集中していれば自ずと他は手薄となる。最も簡単な例ではいま画面を見ているだけでも真後ろや窓の外は見えないなど「何かをしている」という状態も一種の油断状態もなりうる。かといって常に前後左右に頭を動かしていては何もできないなど難しいところ。
もちろん複数人で連携したチームワークなどで補うことは可能だが、同時に同じ方向を向いてしまうなどどこかに必ず隙はできる。意識や視線を集めてしまう陽動作戦などが良い例。
- 詰めが甘い
- 史上最高のアイデア・企画を思いついても、準備や段取り・想定が不十分であれば意味がない。失敗した自分を横目に他人や他社にアイデアを取られて大儲けされる可能性[1]もある。
※他にもあれば追記してください。
時には「何か起きるかも」といった疑心暗鬼も必要である。
今はスマホで大抵の事は何でも検索できるので、分からないものは調べてみよう。
どんなときでも最後まで気を抜かずに、余計なミスをしないようにすたい。
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関連項目
追記:あなたが画面を見てる間に冷蔵庫のプリン食べときました。
脚注
- *ビジネスであれば周知や広告・原材料や製品の輸送手段・販売網、市場把握、ブランド力が不十分など。