ラス殺しとは、ラストで殺すことである。「最後殺し」とも言われる。
主に音楽ゲーム、特にbeatmania IIDXとpop'n musicで使われる。
この2つのゲームはクリアするための条件が「曲の終了時にゲージが一定以上残っていること」である。そのため終盤のオブジェをきちんと叩けないと、ゲージが下がってしまいクリアできない。つまり、そこまでのプレイがどんなにパーフェクトなものでも、最後だけでクリアラインを下回るミス判定を出してしまえばそれでクリア失敗・ゲームオーバーにすることができるのだ。このような傾向の譜面、あるいはそれを狙ったと目される譜面に対して「ラス殺し譜面」あるいは「ラス殺し曲」と言われる。
ラス殺し譜面の傾向としては、難易度表記に対して序盤や中盤が不自然に簡単なことが多い。そのため平均スコアが高くなりがちで、判定の個数で見ればミス判定も少なくなりがちである。しかし、難しさの性質が違うため、人によってはあっさり攻略できてしまう人や逆になかなか攻略ができず、その曲より十分上の難易度ができるレベルになっても未クリアのままになってしまう人が出てしまうこともあり、プレイヤー間の難易度評価が大きくばらつく。さらにラス殺し譜面の評価はプレイヤー間だけではなく、コナミが設定した難易度もユーザーと大きく下に評価がされることが少なくない。このような難易度表記に騙されて撃沈させられる人が多く出ると後の作品では難易度が上方修正されることも少なくない。
序盤殺しは中盤以降で十分回復できること、中盤殺しは粘ることができればまだまだ回復の目があることと比較すると、殺しでミスったら即終了のラス殺しはかなり厳しい譜面であるといえる。
ただし、IIDXの場合ラスト以外を堅実にプレイできていればハードオプションを付けてのクリア(難抜け)の方が容易となるため、逆にノーマルゲージでクリアできる方が実力を伴っているという矛盾が起こる。
なお、最初から最後まで難しい場合はただの全体難であり、ラス殺しとは呼ばれない。
「曲終了時までゲージが残っていればクリア」というシステムであるDDRやギタドラでは、極端な物で無い限りあまり使われない表現である。
この意味から転じて、動画の最後の最後にとんでもないネタを持ってきた音ゲーMAD等がラス殺しと表現される場合がある。
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最終更新:2024/12/23(月) 19:00
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