横浜を出る喜びとは、横浜ベイスターズ(現:横浜DeNAベイスターズ)を退団し他球団へ移籍する選手の心情である。
元ネタは、2010年オフにフリーエージェント権(以下、FA)を行使して横浜ベイスターズから福岡ソフトバンクホークスへ移籍した内川聖一の発言「僕自身、横浜を出て行く喜びもあった」。
これ以外にも内川は様々な畜生発言をしているのだが、2001年~2010年の在籍10年間で打率3割を3回(うち首位打者1回)記録していながら、チームはBクラス8回(うち6回は最下位)という不甲斐なさっぷりなら、このような発言が出るのは必然ともとれる。
内川に限らず、多数の選手がFAやトレードで移籍する際にベイスターズの在り方について苦言を呈したり批判をしたりすることがあり、また移籍先のチームで移籍前以上に活躍する選手もおり、「横浜ベイスターズを出て行ったほうが幸せ」と言われるほどになった。
なおベイスターズはその後2017年にようやく日本シリーズ進出を果たし(3位からのCS突破)、内川はソフトバンクの選手として相見えることに。
内川は成長した古巣を見て感慨に浸りながらも自らの同点ホームランで横浜が勝つ流れを断ち切り、横浜の目の前で日本一になる喜びを味わった。
横浜・DeNAを退団した選手が、直後のシーズンに移籍先の球団が優勝するというジンクスがある。
2010年から5年連続で成立していたが、2015年は該当する選手が居なかったため(最高は金城龍彦(巨人)と陳冠宇(ロッテ)のCS1st突破)途絶えた。
選手 | 退団年 | 理由 | 移籍先 | 結果 | 備考 |
吉見祐治 | 2010年途 | 金銭 | ロッテ | 日本一(2010年) | 3位からCSを勝ち抜いて日本一 |
内川聖一 | 2010年 | FA | ソフトバンク | リーグ優勝・日本一 | セパ両リーグ首位打者も達成 |
村田修一 | 2011年 | FA | 巨人 | リーグ優勝・日本一 | ベストナイン |
藤田一也 | 2012年途 | 交換 | 楽天 | リーグ優勝・日本一(2013年) | ゴールデングラブ賞・ベストナイン |
福山博之 | 2012年 | 戦力外 | |||
鶴岡一成 | 2013年 | 補償 | 阪神 | CSファイナル突破 |
※「結果」の部分は、特記の無い場合は退団年の翌年とする。
※「理由」は、「交換」は選手対選手のトレード、「金銭」は金銭トレード、「無償」は無償トレード、「補償」は人的補償。
※吉見祐治はその後阪神を経て、2015年に打撃投手としてDeNAに復帰。
※吉村裕基は2012年退団・2014年優勝なので本節では扱わない。
※細山田武史(2014年・ソフトバンク)と北方悠誠(2015年・ソフトバンク)は育成選手としての移籍なので除外。ただしいずれの年度共、二軍もリーグ優勝を達成している。
2012年オフにトレードで横浜DeNAに戻り、2015年まで所属した多村仁志のこと。
実際にこの発言をしたわけではないのだが、2013年5月10日に12×-10の大乱打戦を決する逆転サヨナラホームラン(しかもサヨナラHRとしてはプロ初)を放った際に、一部のプロ野球ファンからこう言われるようになった。
たまに、多村より前に横浜へ出戻りした鶴岡一成や小池正晃に関してもこう言われたが、鶴岡は2013年オフに久保康友の人的補償として阪神タイガースに移籍、小池は同年に引退したため、これに該当するのは多村だけとなった。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/23(月) 19:00
最終更新:2024/12/23(月) 19:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。