新宿アルタ(しんじゅくあるた)とは、東京都新宿区新宿三丁目にあるファッションビルである。
1980年開業。名称の由来は「オルタナティブ(ALTernAtive)」で、「既存のものに対する新しいもの、常に新しいモノを発信する」という意味合いで名付けられた。
三越が運営。池袋サンシャインシティや原宿竹下通りにも展開しているファッションビルチェーン「アルタ」の本店的役割を果たしている。(かつては札幌や新潟にも出店していた)
6階以下の階はテナント店舗が入居し、7階は多目的スタジオとなっている。ビル壁面には街頭ビジョンの「アルタビジョン」があり、新宿駅東口のランドマークとして全国的に知られている。
1階・2階は街頭イベントが行える構造になっており、2階のバルコニーステージ(アルタビジョン直下)ではインストアライブ等が行われたことがあった。
アルタが建設される以前、この場所には三越が経営する食品専門のデパート「二幸」があった。
1980年の新宿アルタ開業の際に設けられた、同ビル7階に所在したテレビスタジオ。生放送が可能であり、スタジオ部分だけでなく、ビル全体が収録に対応していた。
1982年~2014年まで放送された「森田一義アワー 笑っていいとも!」(フジテレビ)の公開生放送が行われた場所として非常に有名。新宿アルタの名前を全国区にするのに一役買った。
31年半も放送された平日帯の大長寿番組であったため、「いいとも」の司会を務めたタモリの楽屋はほぼ書斎と化しており、番組終了時まで数多くのタモリの私物が置かれていたという。
2014年3月に「いいとも」が終了した後、今まで「いいとも」のおかげで潤っていた周辺の花屋や飲食店の売上が一気に落ち込んでしまったという逸話がある。
タモリとスタジオアルタは意外と縁が深く、「いいとも」開始以前に東京12チャンネル(現:テレビ東京)で放送されていた「タモリの突撃ナマ放送」「タモリの歌謡スター笑」(1980年~1981年)という生放送番組でも司会を務めており、「いいとも」と含めて合計32年半もの間何らかの形でスタジオアルタからの生放送バラエティ番組を持っていた。タモリはスタジオアルタの歴史と共に歩んだ大功労者である。
なお、「いいとも」の他にもフジテレビやテレビ東京、スペースシャワーTVなどの番組収録でも使用されている。
有名な番組としては、「いいとも」の前身番組にあたる「笑ってる場合ですよ!」と「ライオンのごきげんよう」の前身番組である「ライオンのいただきます」が月曜日~金曜日に、番組開始当初の「レディス4」も月曜日のみスタジオアルタで生放送が行われていた。
また、スタジオアルタが三越の関連企業である関係で、三越のテレビショッピング番組もこのスタジオアルタで数多く収録されている。
「いいとも」終了後は、ネット配信の生放送番組などにもよく利用されるようになった。ほぼ番組共通して、マイクを持ちたがったり、なぜかサングラスをかけたがったり、セットがいいともっぽかったり、テレフォンショッキングみたいなコーナーをやったりすることが多い。また、時間を限定してアルタビジョンで放送の様子を映し出す番組もあった。
2016年3月31日をもってテレビスタジオとしてのスタジオアルタの運用を終了。36年の歴史に幕を閉じた。
スタジオアルタ閉鎖後は多目的スタジオへ改装され、劇場「アルタシアター」を経て2018年より「KeyStudio」というライブスペースになっている。
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最終更新:2025/01/11(土) 11:00
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