悪魔城伝説 単語

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アクマジョウデンセツ

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悪魔城伝説』とは、コナミから発売されたファミコンゲームソフトである。

 
15世紀、ヨーロッパ

この暗の世に、おそるべき人物がいた。

トラシルバニアの ヴラド・ツェペシュ

またのなを、ドラキュラといった。

さつりくをよろこびとし、はかいのかぎりを

つくすことに あきたらなくなったかれは、

はるかなる太古に失われし魔法をふっかつ

させ、暗邪神をこの世によびさました。

狂王は邪神の力をかりて、いまわしき魔物

つぎつぎと世へおくりだし、ワラキア全土を

と、さつりくの地へと かえていった。


そして自らの野望に狂った王は、ついには

その魔の手をヨーロッパ全土にひろげようと

はかったのであった。

この地をけがし、血でそめようと・・・

このことをおもくみた正教会は、ただちに

手をうって、ぐんたいをおくりこんだ。

また、かの地でも、ドラキュラにたいして、

たたかいをいどもうとする者たちがあった。

だが、しかし、だれひとりとして

いきてもどってきた者は いなかった・・・


なすすべのなくなった正教会は、ついに、

ヴァンパイアハンターとよばれる

ベルモンドに、ドラキュラとうばつを

ゆだねることを けついした。

ベルモンドとは、太古にまでさかのぼる

ふるい血すじをもち、いまわしき者たちとの

たたかいのなかで いきのびてきたという

いちぞくであった。


しかし、そのあまりにも人間ばなれした

力のために、人々からは おそれられ、

うとんじられてきた。 そのため、いつしか

人々のまえからすがたをけし、ひさしい間

かれらをみた者は いなかった・・・

教皇はあらゆる手をつくし ついに、

ベルモンドの血をうけついだ人間

ぐりあうことができた。

その若者のなは、ラルフベルモンド であった。


シモン・ベルモンドのじだいを

さかのぼること 100余年、

ドラキュラと 人間の たたかいが、

いまここに はじまろうとしている・・・

概要

コナミの代表的作品である『悪魔城ドラキュラシリーズで、ファミコンではドラキュラIIに3番の作品。英語版でもIIIとしてナンバリングされている。
シリーズ全体で見るとMSX版、AC版、ドラキュラ伝説も含めて6作

主人公ラルフベルモンドを操り、魔法の力を得て殺戮を繰り広げる狂気の王ヴラド・ツェペシュ、通称ドラキュラを討つ為に戦いを繰り広げる。
またラルフ以外にもグラント、サイファアルカードと3人の仲間を使うことができる。

 特徴としてVRC6という拡張ップが内蔵されていて、音質とラフィック表現が通常のファミコンの界を突破しており、その楽曲は今なお評価が高い。特にステージ1のBGM「Beginning」は初代の「Vampire Killer」、2の「Bloody Tears」と並ぶドラキュラ三大名曲の一つに数えられている。

制限のコンティニューパスワードは導入されているものの、アクションゲームに不慣れな初心者にとっては、やや敷居の高さはある。しかし一作ほど厳しい難易度ではなく、洗練されたステージ構成でやりがいのあるゲームバランスとなっている。

バーチャルコンソールなどで配信されているほか、「悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション」に内容の異なる英語版と同時収録。BGM再現されているので是非プレイして頂きたい。

ステージ分岐

上述した通り、本作には幾つかステージ分岐がある。

ステージ1クリア直後、時計台もしくはへのルート選択を迫られる。
時計にいるグラント救出についてはルート的に寄りになってしまうが、仲間にすると非常に楽。

更にステージ3『』とステージ5『地下道』の中でもルート分岐がある。
それぞれのルートでは、サイファアルカードを救出する場面が含まれているので、それぞれ「サイファルート」「アルカードルート」とも呼ばれる。

どのルートでも主人公ラルフは固定で、仲間は3人のうち1人しか連れていけない。
そして仲間によってエンディングが変化する。
仲間が加入することによるデメリットはなく、どのルートでもアルカードサイファのどちらかは必ず仲間に入れる機会がある。
彼らを入れない理由があるとすれば、ラルフ1人のエンディングを見ることにある。

登場キャラクター

本作はキャラクター人気も高い
彼らにストーリーらしいものがあるのは加入時とエンディングのみなのだが、そのわずかなメッセージと、戦闘時の力によりキャラクター性を表現することに成功しているのである。

ラルフ・C・ベルモンド

シモン・ベルモンドの先祖。本作の主人公
ほぼシモン互換の性で、高威力長射程のバランスの良いムチと、多くのサブウエポンを使いこなす。最もオーソドックスな性

終始言の主人公だが心情描写は深い。ひとりエンディングはぜひ見てほしい。

グラント・ダナスティ

時計台を攻略することで仲間になる、ワラキアきっての身軽な男。
通常攻撃はラルフサブウェポンとほぼ同性(連射不可)のナイフノーコストで撃てる。サブウエポン時計のみ使用可
ラルフ較して防御力が低い、鎖のムチよりは攻撃力も低いが、移動速度が他キャラクターより速く、ジャンプ力も高い。そして天井り付くことができ、そのまま攻撃・移動も可と、行動自由度が高い。全キャラ中制御が可なので、落下死の危険性が少ないのも大きなメリット
り付き中に操作ミスで落ちることはあるが…

NES版ではナイフが飛ばないという大幅な弱体化を受けた。

サイファ・ヴェルナンデス

ローブの僧侶であり、ヴァンパイアハンターグラント同様防御力が低い。
通常攻撃はなるで、威力は低くリーチも短いが連打が利くため、状況によってはラルフより有利。
そしてサブウェポンとして3種類の強力な攻撃魔法(火炎、冷気、弾(ライトニングボルト))と時計が使用可
冷気の魔法ダメージを与えないが、凍らせた雑魚敵を一撃で破壊可ボスには効)な他、場を凍らせて足場にすることも可
弾は非常に強力で、ザコにも強いがボス戦でものすごい威力を発揮する。

ある秘密エンディングで明かされるのだが、説明書を読んでも秘密なのかどうか曖昧。
後のシリーズでは全く隠されていない。

アルカード

本名はアドリアン・ファーレンイツ・ツェペシュ。ドラキュラ息子であり、により悪魔契約させられたことを恨んでいた。名をアルカードと変え、を滅ぼすため協力者を探している。
ハートを消費することでコウモリ変身して自由に飛行できる。ただし変身中は攻撃できず、敵の攻撃を受けると元に戻ってしまう。
そして通常攻撃はドラキュラっぽいショットパワーアップして最大3方向に拡大するが、威力はものすごく低く、階段上では使えず隙だらけ。この性が悪すぎて、ぶっちゃけ弱いコウモリ以外での運用はかなり厳しく、もっぱら戦闘ラルフに任せっきりになる。
しかしアルカード加入ルートはあからさまにコウモリショートカットしやすい構成で、彼の力を使わなければ難易度が跳ね上がる。

後の作品で主人公に昇格されたりするが、本作が初登場。後の作品と外見が全然違い、パッケージに描かれている顔が石橋貴明そっくりなことで有名だが、ゲーム中や説明書でもまた違う顔になっている。後の父親のように安定しない顔である。
そして設定も現在と違っていた(この旧設定は現在配信されているバージョンの説明書には書いてない)。
しかし陰のある雰囲気、に複雑な思いを抱えるキャラクター性は既に確立されており、これは後の作品にも受け継がれている。別人ということはないのだ。
その原点である旧バージョンアルカードも外見込みで人気がある存在なので、性以外をディスるのはやめましょう。

外見とキャラクターの話だと闇の呪印ラルフはいいのかという気持ちもある。

NES版

英語版VRC6が使われていないため(代わりにMMC5というチップが使われている)、BGM音質が異なる。表現も一部変更されている。

これが有名だが、差は他にもあり、少なくない範囲でグラフィックが描き直されている、全体的な難易度上昇、グラン弱体化、さらに2週にしか出ない敵がいると、かなり手が入っている。

悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション」にはNES版も収録されているので、較が容易になった。

プレイ動画

以下の動画を見ると非常に簡単そうに見えるのだが、プレイ経験がある者なら驚愕する事と思われる。

BGM集

ピコカキコ

13779
 Prelude

4334
 Beginning 百科(魔城ドラキュラ)より

5204
 Clockwork 大百科(RC6)より

5224
 Aquarios百科(RC6)より

4341
 Dejavu - Vampire Killer 百科(魔城ドラキュラ)より

7531
EverGreen 大百科悪魔城ドラキュラ)より

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