尾瀬とは、福島県、群馬県、新潟県境にまたがった、標高1,500m前後に広がる湿原である。
周囲を至仏山、燧ヶ岳といった2,000m級の山に囲まれた盆地状の構造になっている。そのためミズバショウなどの他地域とは異なる植物が多くみられる。尾瀬沼や尾瀬ヶ原は阿賀野川の支流只見川の水源地であり、ここから日本海に向かって流れているが、中央分水嶺のすぐそばに位置しているため南の群馬側には利根川水系の水源もある。
現在の尾瀬の主要な管理者は東京電力(正確には子会社の東京パワーテクノロジー)である。東電はかつてここにダム建設の計画を持っていた。しかし計画に対する反対運動及び自然保護活動が起こり、尾瀬が特別天然記念物に指定されたのちにダム計画自体が放棄された。またこの運動は、日本における同様の運動の鏑矢となった。尾瀬にある山小屋の多くは東京パワーテクノロジーが経営している。
この尾瀬が存在するために、群馬県と福島県の境は全国で唯一の徒歩でしか越えられない県境となっている。
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最終更新:2024/12/23(月) 10:00
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