宗像市とは (ムナカタシとは) [単語記事]

宗像市とは、福岡県の宗像地方に位置する市である。

概要

北九州市と福岡市のほぼ中間に位置し、響灘・玄界灘に臨む福岡県の北東部の都市。

2003年 4月1日、旧・宗像市が隣接する宗像郡玄海町と合併し、新制の宗像市が発足した。

キャッチコピーは「むむっ！むなかた。」。知れば知るほど「むむっ！」と思ってもらえるような街にしたいという思いが込められているらしい。

北側以外の3方向を山に囲まれており、玄界灘に大島、沖ノ島など、自然のロケーション豊か。

福岡県の中心都市である福岡市と北九州市に挟まれていることもあり、市内にJR 鹿児島本線や国道3号と国道495号が東西に走るなどアクセスは良好。

中心地の赤間地区は、江戸時代に宿場町として栄えた。現在は住宅地が広がり、福岡市と北九州市に通う人々が多く暮らしている。

中央部から北西部にかけて広がる釣川流域の沖積低地は、主に水田を中心とする農業用地として利用されている。その周辺に広がる低い丘陵地は、住宅地や果樹園などになっている。

畜産では肉用牛の飼育が盛ん。

「玄ちゃんアジ」や「玄海とらふく」などのブランド海産物を売り出している。

沖ノ島……玄界灘の真っ只中に浮かぶ周囲4kmの島。田心姫神という女神を祀る沖津宮社殿があり、同じく玄界灘に浮かぶ大島にある中津宮と、九州本土にある辺津宮と合わせて宗像大社という。島全体が御神体で、今でも女人禁制の伝統を守り、「神の島」と呼ばれる。海の安全祈願などを祈って島へ供えられた品々は10万点以上に及び、そのうちおよそ8万点は国宝に指定されている。2017年（平成29年）、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の構成資産の一つとして、ユネスコにより世界文化遺産に登録された。
宗像大社辺津宮……イチキシマヒメを祀る宗像大社の一部。現在は交通安全の神様として知られ、自動車免許に受かった人や車を購入した人などがお祓いやお守りを買いに来る。本殿は重要文化財。
宗像大社秋季大祭……10月1日から3日にかけて行われる、海の安全と大漁祈願の祭り。