宍戸まりあとは (シシドマリアとは) [単語記事]

概要

まりあは、灰色の髪の毛の愛らしい容姿の少女。瞳の虹彩に＋の形のハイライトがある。双子の姉(20分早く生まれた)で、妹のゆりあとそっくり。
ゆりあは、灰色の髪の毛の愛らしい容姿の少女。瞳の虹彩に＋の形のハイライトがある。双子の妹(20分遅く生まれた)で、姉のまりあとそっくり。
ツインリンクもてぎを本拠地に、レーシングニーラー「SINGLE DUET」(カーナンバー55)をバディを組んで駆る。

双子の姉妹は、ずっと二人一緒だった。どこに行くにも一緒。好きになるもの嫌いになるものも一緒。自然といつも一緒。一緒にいるのが楽しかった、楽だった。そして二人で一緒にレーシングニーラーで走り始めた。
二人は島についてからもお互いを「わたし」と呼び、まるで同一の人間が同時にいるかのように振る舞った。

しかしある日、二人は初めてのすれ違いから哀しい恋を経験していた。

同じ人に告白されて
同じ人とデートの約束をして
同じ日に…振られた

それではだめなんだ、と二人は離れてみることにした。

まりあは、ドライバーのあつまる民宿の方へ。

離れて生活しながら練習走行を重ねるうちに、まりあは感じていた。
「同じだと個性がないよね」
まりあは髪をゆりあに切ってもらった。

それからすこし言動も代わって大人っぽくなったまりあは、自分が変わったことを実感しながら、タイムアタックを重ねていく、しかし、コーナーでクラッシュしてしまう。まりあはゆりあと意思疎通ができなくなっていた。そして、次第にゆりあといがみ合いを始める。
他のチームの皆の協力も得て、マシンは短時間で修復、再びタイムアタックに出るが、またもクラッシュしてしまうのだった。

その夜のガレージで、眠れないまりあはゆりあにもう一度、前のように一緒になりたいと言い出す。あんなこと(男に振られた)はたまたまだ。こんなことはもうやめよう、と。しかし、ゆりあは拒絶し、F4ニーラーに乗って飛び出してしまった。

ゆりあは、パッセンジャーのあつまる宿屋の方へ。

離れて生活しながら練習走行を重ねるうちに、ゆりあは感じていた。
「同じだと個性がないよね」
ゆりあはまりあの髪を切った。

それからすこし言動も代わって子供っぽくなったゆりあは、自分が変わったことを実感しながら、タイムアタックを重ねていく。しかし、コーナーでクラッシュしてしまう。ゆりあはまりあと意思疎通ができなくなっていた。そして、次第にまりあといがみ合いを始める。
他のチームの皆の協力も得て、マシンは短時間で修復、再びタイムアタックに出るが、またもクラッシュしてしまうのだった。

その夜のガレージで、眠れないゆりあはまりあからもう一度、前のように一緒になりたいと言われる。しかし、もうあんな思いはしたくない、「あの時は、(相手の男から見て)ゆりあでもまりあでもない双子。人格のない何かだった」と吐き捨て、F4ニーラーに乗って飛び出してしまった。

ドライバーの経験のないゆりあを、まりあはたまたま近くから様子を見ていたゆりとめぐみとともにF４ニーラーに３人乗りして追いかける。重量増加分を計算に入れた的確なブレーキングをするゆりや、いつもと状態が違うのを物ともせずにバランスをとってみせるめぐみのテクニックに、まりあは感嘆する。

そして、ドライバーとしては素人のゆりあは、やがてブレーキを加熱させてクラッシュしてしまう。

ゆりと、めぐみはゆりあをひっぱたき説教を始めるが、実はひっぱたかれたのはまりあの方だった。ゆりとめぐみの粗忽っぷりとある意味のそっくりっぷりに、まりあとゆりあは笑い出し、落ち着きを取り戻した。

結局、ゆりあも髪を切り、二人は再びそっくりになった。
またどっちを呼べばいいのかと戸惑う周囲に対し、
「「どっちでもいいよ」」
「まりあはまりあだけどゆりあ」「ゆりあはゆりあだけどまりあ」
これが二人の結論だった。

三度タイムアタックに出た二人は見事にコーナーをクリアしていくのだった。