元住吉駅とは (モトスミヨシエキとは) [単語記事]

元住吉駅とは、神奈川県川崎市中原区木月にある東急東横線・目黒線の鉄道駅である。
駅番号は東横線が「TY 12」、目黒線が「MG 12」である。

概要

1926年 2月14日に開業した。その後、63年にホームを渋谷方に移動し、駅舎は地下化された。
2006年 9月24日に地上駅から高架駅に切り替わると同時にホームを元住吉検車区の上に移動（横浜方に200m程再移動）している。
その後2008年6月22日に武蔵小杉～日吉間の複々線が完成。目黒線が延伸してきた。

現在は島式ホーム2面6線を有する高架駅で、通過線が東横線の外側に設けられ、駅舎はホームのさらに上に設けられている。

当駅は2006年の高架化の際に「環境に優しい駅」として設計され、太陽光発電パネルの設置（透過性の特殊パネルとしており、太陽光パネルを通じて駅舎内に自然光が入るようになっている）や雨水利用式トイレの設置などが行われている。

元住吉検車区の最寄り駅。2006/9/25ダイヤ改正までは当駅始発・終着となる列車が多く存在し、その結果、「急行元住吉」行きという、当駅が急行通過駅であるにも関わらず、当駅を始発・終着として停車する急行が存在していた。
しかし、高架化の関係で元住吉検車区から当駅への直接の入出庫ができなくなり、ほぼ全ての列車において両隣の武蔵小杉と日吉が始発・終着に変更されている。
ただし、上下線とも終電のみ元住吉どまりが設定されており、ホームにて夜間停泊後当駅始発の始発電車として運行されるダイヤが組まれている。
なお、臨時急行「みなとみらい号」や東急8000系さよなら記念で2008年 1月13日に運転された「臨時特急さよなら 8000系号」では当駅への停車が行われた。後者は特急としては初の停車であり、いずれも当駅で定期特急の通過待ちを行っている（さよなら 8000系号は「特急が特急の通過待ち」の形を避けるためか特急元住吉行として運転、当駅で行先を終着駅に変更する形をとった）。
また、8000系8039F引退記念として2007年 6月30日・7月1日に運転された「リバイバル急行 8000系号」は各日上り1本のみだが「急行元住吉行」が復活している。

なお、東急において中国語（簡体字）・ハングル入りの駅名標は当駅が初お目見えである。現在ではナンバリングの導入も手伝って、全駅で4か国語版駅名標に更新されている。

2014年 12月10日から、武蔵小杉駅・新丸子駅に加え新たに川崎フロンターレとコラボした発車メロディが採用された。
曲は新丸子駅と同じく「FRONTALE RABBIT」が採用されたが別バージョンとなっている。
これにより、東横線の川崎市内の全駅でフロンターレコラボの発車メロディが使用されることになった。

改札

1	通過線（ご乗車にはなれません）
2　■東横線	菊名・横浜・■（みなとみらい線）元町・中華街方面
3　■目黒線	日吉方面
4　■目黒線	武蔵小杉・目黒・（南北線）赤羽岩淵・■（埼玉高速線）浦和美園・（都営三田線）西高島平方面
5　■東横線	武蔵小杉・中目黒・渋谷・（副都心線）池袋・和光市・■（西武線）所沢・■（東武東上線）川越市方面
6	通過線（ご乗車にはなれません）

当駅の真下には元住吉検車区が設置されており、東横線・目黒線の各編成が所属している。
入出庫は武蔵小杉駅（東横線下り出庫の大半は日吉駅）で行われている。

なお、「元住吉電車区」「元住吉車掌区」もあり、東横線の乗務基地にもなっている。

詳しい事は「元住吉検車区」の記事を参照の事。

東急電鉄
路線名	種別	隣の駅（下り）横浜/日吉方面	当駅	隣の駅（上り）渋谷/目黒方面
■東横線	■特急	--	通過	--
	■■通勤特急
	■急行
	■各停	日吉駅（TY 13）	元住吉駅（TY 12）	武蔵小杉駅（MG 13）
■目黒線	■急行	--	通過	--
■目黒線	■各停	日吉駅（MG 13）	元住吉駅（MG 12）	武蔵小杉駅（MG 11）