一般的には人間の体重を計測する機器を指す場合が多い。家庭用の体重計は「ヘルスメーター」と呼ばれているが、呼び方はどちらでもよい。
人間や動物の重量を調べるための測定器。普通の人には健康状態をおおよそ知るための道具の1つであるが、ダイエットや減量に挑んでいる人にとっては沈黙と恐怖(と時々歓喜)を提供する。学校や職場における健康診断、はたまた銭湯や旅館の浴場でもほぼ必ずといっていいほど見かけるのはご存知の通り。
昔は機械仕掛けのアナログ方式であり重量しか計れなかったが、近年はデジタル化とともに体脂肪率やBMIも計れたり、Wi-FiやBluetoothに対応する高機能なものまで登場している。
漫画やアニメ、ドラマといったフィクション作品にて体重計が登場する時は大抵、ストーリーの冒頭でヒロインが乗っていて、「ガーン! (体重が)増えてる!?」とショックを受ける場面を演出するのに使われる傾向にある。その後、現実を受け止められないあまり一度目を閉じた後に再度体重を薄目で確認したり、壁や洗面台に体を傾けて体重を一時的にでも減らすよう不毛な努力に励み、我々視聴者に萌えシチュエーションを提供してくれるのである。
(上記とは逆に「やったー、○kg痩せたわ!」という場面は滅多に出てこない。全く無いわけではないが・・・)
世界一売れた体重計は体重計メーカー製品ではなく、実は意外にも任天堂製の「バランスWiiボード」である。
これは計量法で定めらた体重計として正式に認可マークがつけられた製品であり、2007年12月1日の「Wii Fit」発売から2010年時点で3000万台以上という桁違いの台数を販売しギネス世界記録として認定されている(認定を受けた2010年11月末時点で3200万台、2012年3月時点で3700万台)。
当時日本の体重計メーカーの年間合計販売数は300万台(9割がタニタとオムロン)で、首位のタニタ(1959年製造開始)が1997年に累計1000万台、2011年に累計2000万台を突破したことを考えると驚異的な速度といえる。
「社長が訊く」によると、開発段階でいろんな体重計メーカーに話を持ち掛けたがあまり興味や関心を持たれなかったため、自社で作ろうと任天堂製品の周辺機器をつくっている会社と製品開発するに至ったのだという。
椅子に内蔵するという新たな試み
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最終更新:2025/01/11(土) 20:00
最終更新:2025/01/11(土) 19:00
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