中国横断新幹線とは、新幹線の計画路線である。伯備新幹線とも呼ばれる。
岡山を起点とし松江に至る新幹線路線。基本計画のみが存在し経由地などは決定していないものの、一般的には米子を経由するものと捉えられている(この場合、米子~松江間は山陰新幹線と重複する事になり実質的に岡山~米子間となる)。
現在の在来線における特急「やくも」ルートにほぼ相当し、伯備線の新幹線化としても位置づけられている。
計画のみしかなく、仮に整備新幹線の整備が完了しても実際に建設が開始されるかどうかは不透明。但し、競合する交通機関の影響で需要がピーク時より減っているものの「やくも」は陰陽連絡特急としては最大の1日15往復が運転されており、中国横断新幹線も一定数の需要があると言われている。
なお、かつて沿線自治体は中国横断新幹線の早期実現を目指しつつ、実現までの繋ぎとして伯備線へのフリーゲージトレインの投入を要望していた。これは地形の制約上伯備線の全線複線化には莫大な費用が掛かる事や、単線区間が多いためミニ新幹線化工事の際は長期運休は必至であり、且つ伯備線の代替路線がない事が理由となっている。
しかし、フリーゲージトレインに関しては技術確立の目処が立っていない事や伯備線に投入するには線形の制約から速達化するには振り子機構を搭載する必要がある事、更に伯備線を運営するJR西日本がフリーゲージトレインの山陽新幹線乗り入れに否定的であった。そして調査の結果、多額の費用が必要となる一方、トータルの所要時間は増加することもありフリーゲージトレインの導入は断念され、381系の置き換えは2024年、273系を用いて実行された。
本路線はE6系に類する車両での運行で検討されており、岡山駅~米子駅間の途中駅は備中高梁駅・新見駅。山陰新幹線区間(米子駅~出雲市駅間)での途中駅は松江駅。開業した場合は岡山駅~米子駅間は現行の273系で2時間強を要するのに対し260km/h運転で33分程度で結ばれるとされており(岡山駅~出雲市駅間では58分程度)、整備により大幅な時間短縮が見込まれている。ただし、山陰新幹線区間を含む岡山駅~米子駅~出雲市駅間の整備費用はフル規格複線で1兆2742億、フル規格単線で1兆1084億で1兆円を超える見込みである。
開業後は山陰新幹線との乗り入れを行う予定。また、四国横断新幹線と合わせて「中四国横断新幹線」と呼ばれる事もある。
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最終更新:2025/01/10(金) 06:00
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