文章を読んで、「結局、何が言いたいの?」と思ったことはないだろうか。リモートワークの時代、伝わらない文章を書く人は、評価を落として損をする。しかし、「たった一つのルール」さえ守れば、文章はたちまち上手になる。特集『最強の文章術』の#5では、コピーライターとして活躍する田口まこ氏が、文章で絶対に損をしない、「たった一つのルール」を伝授する。
リモートワークの時代
「文章が苦手な人」は損をする
この2年でリモートワークが社会に定着し、仕事のやり方は大きく変わりました。中でも最大の変化は、コミュニケーションの方法がチャットやメールになったことでしょう。
自分の意図を伝えるためには、どんなに面倒でも苦手でも、誰もが文章を書かなくてはいけなくなったのです。
「メールの内容が分かりにくいと言われる」「チャットで誤解されやすい」「企画書を書くのが苦手」…。私の周りからも、そんな声が聞こえてきます。
確かに、毎日送られてくるメールや企画書の中には、内容がつかみづらく、読むのがイヤになるほど分かりにくい文章があります。そんな、「結局、何が言いたいの?」と思わせる文章には、実は共通する特徴があるのです。