-
Xでシェア
-
Facebookでシェア
-
LINEでシェア
-
LinkedInでシェア
-
記事をクリップ
-
記事を印刷
-
PDFをダウンロード
パフォーマンスを低下させる不安の正体
ゴルフの腕前を競う際、PGAツアーのプロ選手、地元のティーチングプロ、まったくのアマチュアのうち、最もパフォーマンスに不安を感じるのは誰だろうか。
筆者は心理的・生理的プレッシャーに関する研究プログラムの一環として、神経科学者でフラー神学大学院客員教授のレスリー・シャーリンとともに、この問いに答えようとした。筆者らは3段階のプレッシャーテストを考案し、各段階におけるそれぞれのゴルファーの神経電気活動と心拍数を測定するとともに、テスト中にゴルファーが用いたメンタルストラテジーをよりよく理解するための質問を行った。
第1段階は低プレッシャーのテストだった。筆者らはグリーンに18個のゴルフボールを撒き、筆者がゴルファー一人ひとりに付き添って、選手がボールをホールに入れる時の心理学的・生理学的反応を測定した。ゴルファー全員に、心拍数のわずかな上昇と脳活動の亢進が見られた。