編集宮後です。
更新が遅れてしまいましたが、先週見てきた展示から。
AXISで19日まで開催されていた「
SIDE 01 chair+(チェアプラス)」展。
デザイナー、建築家、編集者、ライター、プロデューサーで結成した
グループ「SIDE」によるデザイン展で、椅子をテーマにした作品を発表。
椅子そのものを展示している人、椅子=人が集まるところとして、
椅子+αな展開の提案をしている人など、椅子の解釈は人それぞれ。
こちらは藤森泰司さんの椅子。人が座ると椅子自体が見えなくなり、
椅子自体の存在感が希薄になる作品。
こちらは「
1/100建築模型用添景セット」でも知られる
建築家、寺田尚樹さんの作品。添景セットと同じ要領で
ステンレスの薄い板をカットし、プラモデル的に組み立てたもの。
シルエットもきれいです。
「SIDE 01 chair+(チェアプラス)」展
(展示は終了しています)
http://www.sidedesign.net/more/
そのあと、東京ミッドタウンで開催されていた
「
PROTOTYPE 04 new action」展へ。
16組の若手デザイナーが製品化されていない
プロトタイプを発表する展覧会。
こちらはエントランスの壁面。
参加デザイナーのコメントと略歴が黒板風のフキダシに
書かれていて、見せ方も凝っています。
中に入ると、こんな感じで展示が。
プロトタイプ展なだけあって、
思考のプロセス、実制作で苦心した展などが
手書きで細かく書かれていたりして見応え十分。
やはりプロセスを見るのはおもしろい。
こちらは
根本崇史さんの「Snow Dress」。
ラピッドプロトタイプとよばれる三次元立体形成システムを使い、
雪の結晶の形をしたアクセサリーを発表。
ラピッドプロトタイプは以前はかなり高価な技術だったのですが、
手が届く範囲になってきたようです。
こちらは
SIDES COREの「FRAMES」。
リボン状の金属をねじっただけで
椅子やテーブルをつくっている作品です。
ねじりの感じがすごくきれいで、しかも強度がある、
すばらしい作品です。今年のミラノサローネサテリテに出品され、
Design Report Awardを受賞しているので見た方も多いはず。
こちらの展示は、12月26日まで、東京ミッドタウン・デザインハブで開催。
ミッドタウンのクリスマスイルミネーションもキレイなので、ぜひ。
http://www.superprototype.net/