ライター渡部です。
年賀はがき・年賀切手のお年玉当選番号が発表された。
http://www.yubin-nenga.jp/otoshidama/number.html
お正月に年賀状を受け取る時は、イラストや写真がお楽しみ。
が、お年玉当選番号発表があると、俄然番号のあるほう、印面、が気になる。
「これ誰」では、誌上連載時2001年10月号と、書籍化時の2004年、に
郵便はがきのデザインについて取材をしている。
総務省+郵政事業庁時代、日本郵政公社時代、と追っかけたのだけれど
民営化されてからは、どうなったのか?
改めて「年賀はがきは誰がデザインしているの?」
と聞いてみた。
今度は郵便事業株式会社、である。
基本的に、年賀はがき含め郵便はがき及び切手は
社内(省内)にデザインを制作・管理する専門部署があって、
外部のデザイナーやイラストレーターを起用する時も、
最終的な調整はその専門部署が行っている、というのは変わっていない。
が、部署の名前は
2001年が、総務省 郵政企画管理局 技芸官室
2004年が、日本郵政公社 郵便事業総本部商品企画部
で、今年は、郵便事業株式会社 郵便事業部
と変わった。
年賀はがきは2001年では2種類だったのが、
今年はカーボンオフセット、ディズニーキャラクター付き、色付きなど9種にも増えている。
有価証券でもある郵便はがきの様々な工夫に関しては、
書籍のほうに書いているので、参照して欲しい
(ホント色々工夫があるので是非見て下さい)。
9種の中でも出る量の多いはがきは、それぞれ誰がデザインを?と聞いたところ
単面無地・インクジェット用
→佐久間恵子氏(郵便事業株式会社 郵便事業部)
インクジェット写真用
→星山理佳氏(郵便事業株式会社 郵便事業部)
上の2種に加え、寄付金付き(絵入り全国版)は、同じ赤系でも違う色で印刷されている。
これははがきの種類の違いを分かりやすくするため。
さて、こちらはどのデザイナー?と思ったら
いろどり年賀(もも、うぐいす)、 カーボンオフセット年賀
→永井一史氏
とのこと。
永井氏のデザインだったのかあ、と驚いたのだけれど、
読者の皆様はいかがだったでしょうか?