決してこの質問が悪いとは思わないので勘違いしないで欲しいですが、この質問の質がどうかは疑問ですね。
自分も80'-90' Rockが好きなタイプで、今は機材を買うお金が豊富にあるので色々と揃えてますが、以前はやはり機材が高価すぎて買えない時代もあった。そういう意味ではマルチの恩恵を受けた1人であることは間違いはない。
そして言えるのが、昔のマルチ(昔と言っても20年前とか)と比較すればDSPの進化は素晴らしいし、AD/DAの協調性も素晴らしく進化、プリアンプのモデリングのサウンド、空間系のミックスの考慮など、それはそれはエンジニアの努力が凄い。
そういう努力があるからこそ、現代のマルチがあるし、それの恩恵を受けている若い世代もいるのは事実でしょう。
それを頭から「マルチの音はカス」「デジタル臭さが」「音質が」とは、そこに目を向ければ、いくらアナログサウンドであっても、音質の観点で言えば、気に入らないディストーションだって、気に入らないアンプヘッドだってあるでしょう。
自分も歪み系エフェクターなんて、本当にいくつ買ったかわからない位、色々と試した。
アナログの世界でもこういう話はあるでしょうね。RATが嫌いって人もいるんだからね。
アナログの世界でさえ、その評価が分かれているのに、デジタルの世界だけ偏見を持つギタリストは、エフェクターを使う資格はないと正直思いますね。
俺は少なくともマルチの良さ、アナログの良さ、コンパクトの良さ、ラックの良さ、これらは全て経験したし、良い部分、悪い部分も明確だし、それを補う術も理解はしてきたつもりですね。
だから「マルチは駄目だ」なんて一言も言いませんよ。若い世代には必ず勧めています。
多機能、エフェクターの勉強にもなる、安価で買える、ライブステージでも使える。
これは最高のコストパフォーマンスでしょう。理解出来ないのかな?
悪い言い方と承知して言いますが、アナログ世代のギタリストでも、マルチより酷い音をだして演奏しているギタリストだっていますからね。金だけ、高いだけで結果は酷い人もいました。
そういう人だっているから、「嫌い」の一言で片付けないで欲しいね。
嫌い=使い切れなかった
嫌い=AD/DAの世界を理解しなかった
嫌い=アナログばかり目を向けている
嫌い=アンプ直が全て
このように今までの傾向を見てても、意見は意見で良いと思いますが、本当に可愛そうなのは回答している本人ではないかな?とたまに思ったりします。
自分も全てを理解しているつもりも、先生になるつもりもないので意見ですが、最近のマルチを使いこなせばわかるよ。
本当に素晴らしい。それだけはいえるかな。
以前、MESA/Boogieのプリアンプモデリングをかなり音色をカスタマイズして、レコーディングして聞かせたけど、誰もGT-100だと思いませんでした。
まあアンプヘッドも持っているのでその音をしっかり出しただけだけど、それでもマルチという言葉は出なかった。
ギタリストでも騙される世界だと認識した方がいいんじゃないのかな?と思います。
プロでさえ、マルチを使う人も多いですよ。
(まあバックの人がいろいろとカスタマイズしているんだろうけどね。TAK Matsumotoのように)
悪口ではないので、そこは勘違いしないで欲しいですね。
AD/DAの世界も進化したと言いたいし、理解をした方が良いと思うのであえて書きました。