Work→1日の中のルーティンや、こなさなければならない事務等、jobより狭義と言ってよいでしょう。 Job→職や責務といったworkより広い意味での仕事という概念を指すことが多いです。 もちろんほとんど同義語として扱われることもあります。 微妙な違いを理解するのに良い方法の一つが英英辞典を調べることです。 Workもjobも性質上似た意味が多いですが、jobの中には「the duties that you have and the activities that you do as part of your job」（Oxford Advanced Learner's Dictionaryより）という記載があります。一言で言えばjobの中にworkが含まれているということになります。よって、冒頭に書いたようなニュアンスになるわけです。 もう一つの方法は、実例にそれぞれを当てはめてみることです。 例えば「job-hunter（求職者）」という言葉。「work-hunter」とは言い換えられません。なぜならworkにはjobほどは「職」というニュアンスがないからです。 「How's your job?」というのは「仕事の調子どう？」という意味です。「今回ついた新しい職はどんな感じ？」というようなニュアンスになり、「今日は仕事はどうだった？」というように毎日聞く質問にはなり得ません。また、この場合、上記の同じ理由により、冒頭の「How's your job?」を言い換える形では「How's your work?」とは言いません。ただ、「How's work?」と言った場合は「今日は仕事どうだった？」というようなニュアンスになります。 「Good job!」と人に「お疲れさん」と声をかける表現は「Good work!」と言い換えることが可能です。ほぼ同義語と考えてよいですが、微妙に違った意味合いになります。前者は例えばプレゼンテーションを見た傍聴者がチームの功績（職務全体）をほめる場合、後者はプレゼンテーションを行ったチームリーダーがそれぞれの担当をねぎらってお疲れさんという場合に最適です。 大変微妙な違いですよね（笑）。