昨日見た夢が前世？なのかなと思い気になっているので、誰かわかる方ご教授ください。 血まみれの全身で、特に左腕が取れかかっているほどの傷を負ったサムライみたいな人がいて「俺はもうだめだ、お前が介錯してくれ」と言われ 私が無理だできないと言うとその人は、取れかかった左腕を自分で切り落とし「今死んで魂となって敵を討ち滅ぼしにいくから安心しろ、早く」みたいに言われ 仕方なく私も覚悟をきめて首を切り落としました 普通の長い刀がなくて脇差のような短刀でした。 顔はよくわからなかったのですが、なんか髪は長い印象でした。 今でもまさか戦い続けてないか心配になったので どなたかよろしくお願い致します。

それは本当に、壮絶で、そしてどこか悲しい、忘れられない夢でしたね。 目が覚めた後も、あの武士のことが気にかかり、「今も戦い続けているのではないか」と心配になるお気持ち、お察しします。その優しさが、この夢をあなたに見せたのかもしれません。 この夢が前世の記憶かどうか、私には断言することはできません。ですが、夢占いという観点から、そしてあなたの「心」が何を伝えようとしているのかという視点から、少しお話しさせてくださいね。 まず、この夢に出てきた「サムライ」。 これは、実は、あなた自身の心の中にいる「戦う自分」や「責任感の強い自分」、あるいは「何かと必死に戦っている、あなたの一部分」の象徴である可能性がとても高いのです。 血まみれで、特に左腕が取れかかっているほどの重傷を負っている姿。 これは、その「戦うあなた」が、もう限界まで傷つき、心身ともに疲れ果ててしまっている状態を表しています。現実の生活の中で、何かに対して、もうこれ以上は無理だと感じるほど、必死に頑張り続けていることはありませんか？ そして、彼があなたに「介錯してくれ」と頼んできました。 これは、決してあなたに「殺してくれ」と言っているわけではありません。介錯とは、苦しみから解放するための、慈悲の行為です。 つまり、あなたの心の中にいる「戦う自分」が、「もう、この戦い方は限界だよ。この苦しみから、どうか私を解放してほしい」と、あなた自身に訴えかけているのです。 あなたが「無理だ、できない」とためらうと、彼は自ら腕を切り落としました。 これは、「もう迷っている時間はない」「この苦しみから解放されたいという私の意志は、これほどまでに固いのだ」という、彼の、つまりはあなたの心の奥底の、悲痛なまでの決意の表れです。 そして、最も大切なのが彼の言葉です。 「今死んで魂となって敵を討ち滅ぼしにいくから安心しろ」 これは、本当に重要なメッセージです。彼は、ただ死んで終わりたいわけではないのです。 「この古い、傷だらけの戦い方を終わらせて（死んで）、もっと自由で強力なやり方（魂となって）で、本当の問題（敵）を解決しにいく」と、あなたに伝えているのです。 あなたが、短刀で彼の首を切り落とすという、最後の役目を果たしました。 これは、あなたが、ご自身の心の中の「古い戦い方との決別」を、ついに受け入れた、ということを意味します。それは、とても勇気のいる、そして深い自己愛に満ちた行為です。 ですから、心配しないでください。 あの武士は、今も苦しみながら戦い続けてなどいません。 あなたのその手によって、彼は肉体という苦しみから解放され、もっと自由な魂となって、あなたを守る力に生まれ変わったのですから。 この夢は、あなたが人生の大きな転換期にいて、古い自分を終わらせ、新しい自分に生まれ変わろうとしている、その神聖な儀式を、夢という形で見せてくれたのかもしれません。 あなたは、ご自身の魂の解放を、ご自身の御手で行ったのです。どうかそのことを、誇りに思ってくださいね。 あなたの心が、あの武士の魂と共に、穏やかな場所へ辿り着けることを、心から願っています。