何一つ恥ずかしいと思うことはありません。 お雛様に関しては言い伝えがいくつかありますが、そのどれもが当然ながら根拠なし。 今の時代、雛人形も5月人形も意味を重視して取り扱う人は少数派となっています。 6年前、我が家の娘の雛人形を買うために、人形を専門に取り扱うお店の人に伺いましたが、 「祖母と一緒に来店される方が多いですが、一昔前と違い、その祖母さんすらもあまり雛人形に詳しく無く、ただ単に購入したいから、と言う方ばかりです」と。 （住まいが特定されますが、僕の地域では年末に天神様と言うよくわからんおじさんの掛け軸を飾る文化があります。が、それも義母に買ってもらいましたが、気味が悪くてはっきり言って飾りたくもありません。） もう季節の人形なんてのは、所詮季節の飾りに過ぎないものとなっています。 クリスマスにツリーを飾る感覚と大差無いようです。 それでもしきたりに厳しい家はあり、我が家も義母からは、雛人形は早めに仕舞え、でなきゃお嫁にいけないぞ、と厳しく言われています。 僕はその教えには、信じている人がいる以上は敬意を払いますが、個人的には正直どうでもいいです。 もはや雛人形も五月人形も買わない、貰わない、用意しない、という世帯も多いと聞きます。 そんな令和の時代で、 成人している人が雛人形を飾って恥ずかしいですか？ なんて質問は、無意味であり、なにも気にしなくて大丈夫な事です。 飾っていようが飾っていなかろうが、誰も気にしていません。