マイルドハイブリッドを採用したアルトには、アイドリングストップ機能があります。 エンジンが停止するには条件がありますが、信号待ちなどで停車中はエンジンが止まり、ガソリンを消費しません。 アルトのマイルドハイブリッドは、走行中にはエンジンが止まりません。 走行中でもエンジンが止まるトヨタのハイブリッドとは仕組みが違います。 アルトのマイルドハイブリッドは、エンジンに対して電気モーターが補助をする状態になります。 モーターだけで走行はできません。 アルトは軽自動車の中で、もっとも燃費が良い車です。 例えば、信号が少ない道をＡ/ＣスイッチＯＦＦで、時速 50 ～ 60 km で長距離走れば、燃費 24 ～ 28 km／Ｌぐらいです。 信号や渋滞が多い市街地でもＡ/ＣスイッチＯＦＦなら、燃費 18 ～ 21 km／Ｌぐらいです。 どんな車でも、気温が低いときに短距離走行の繰り返しをすると燃費が悪くなります。 アルトには、マイルドハイブリッドが無い代わりに、安いグレードもあります。 マイルドハイブリッドによる燃費向上効果は３～８％程度しかなく、体感では燃費の違いが分かりません。 そのため、車両価格を含めた経済性では、マイルドハイブリッドが付いてない価格が安いグレードを買うほうが安上がりです。 マイルドハイブリッドが付いた高いグレードを買っても、燃費の差で元が取れません。 マイルドハイブリッドが付いたアルトは、早かれ遅かれマイルドハイブリッド用のバッテリーが寿命になりますので、その時に交換費用 10万円前後かかります。 末永く乗る人には、痛い出費になります。 マイルドハイブリッドが無いグレードなら、後々 10万円かかる心配はありません。