例えばあなたの中学に保健委員・体育委員があったとします。 ある体育の時間に、怪我人が出ました。 その怪我人を保健室まで連れていくことになりましたが、その時保健委員が「怪我人を連れていくのは保健委員の仕事だ」と主張し、体育委員も「体育の時間に起こったことなのでこれは体育委員の仕事だ」と主張し、お互いに譲りません。 両委員が共同で連れて行けばいいのですが、両委員は仲が悪いのでそうしようとはしません。 逆に両委員が互いに「それはあっちの委員の仕事だ」と主張し両委員とも怪我人を連れていかないとうこともあるかもしれません。 こうしたことが行政の現場でも起きており、行政の各組織が互いに協力しようとしないことで様々な弊害（マイナス効果）が出ていることが縦割り行政です。 厳密に言うとこれは縦割り行政のデメリットなので縦割り行政の定義ではありませんが、縦割り行政が語られる場合はほぼこうしたデメリットとセットなのでこのように理解していればいいと思います。 お分かりいただけたでしょうか。