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『秒速5センチメートル』実写版は、なぜアニメ版より高評価が多いのでしょうか? アニメ版公開当時は「主人公が受け入れづらい」(主人公が気持ち悪いという意見もありました)等の感想も目立った記憶がありますが、実写映画版は大筋が近いのに比較的好意的な評価が多い印象です。

アニメ | 日本映画2,068閲覧

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回答(6件)

アニメというジャンルに対する偏見 アニメ版のあのラストを 実写版は秒速5センチメートルという作品自体を バージョン1.0の良さを全く壊すことなくまさに2.0にアップデートしています これは1.0をよほどリスペクトしていないとできなかった 俳優も監督もスタッフもよほど1.0へのリスペクトがあったのでしょう 1.0はタカキが女々しい、気持ち悪いという意見がありましたが、2.0はその点も変な要素を入れることなく希望を感じられる内容になっています。私が劇場で見た初日も大声で泣く人が何人もいた 新海誠もそうだったといいます。その気持ちはとてもよくわかる。 原作1.0を十分尊重した上での実写化ということです。

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・松村北斗はじめ人気俳優が多く出てる ・山崎まさよりの例の曲に加え、米津玄師も主題歌として曲を提供 ・アニメ版より1時間長い尺でヒロイン明里の心情が明かされた ・バッドエンド、絶望的と言われたラストに少し希望を持たせた こんなとこですかね。

はじめまして。映画の考察ブログを運営している者です。 非常に鋭いご質問ですね! まさに、この『秒速5センチメートル』という作品の核心に触れる、素晴らしい着眼点だと思います。 質問者様がおっしゃる通り、アニメ版の主人公・貴樹は、初恋の幻影に10年以上も囚われ続け、前に進めない姿から「受け入れづらい」と感じる人が一定数いました。 それは、アニメ版が「美しい思い出が、いかに人を縛り付けるか」という「呪い」を、痛々しいほどリアルに描いた「喪失の物語」だったからです。 一方、実写版が好意的に受け入れられている最大の理由は、そのアニメ版が提示した「呪い」に対し、18年の時を経て一つの「救い」を与えた「再生の物語」として作られているからだと僕は考えています。 大筋は同じでも、決定的な違いがあります。 それは、実写版では初恋の相手である明里が、貴樹の思い出の中にいる「概念」ではなく、自分とは違う人生をしっかりと歩んでいる一人の「人間」として明確に描かれている点です。 彼女が幸せに生きているという事実が、貴樹を過去の呪縛から解放する最大のきっかけとなります。 だからこそ、ラストシーンで貴樹が見せた穏やかな微笑みは、単なる諦めではなく、過去と決別し未来へ踏み出す「卒業」の証として、多くの観客の共感を呼んだのです。 主人公が「過去に囚われたままの男性」から「過去を乗り越えて再生する男性」へと変化したこと。 これこそが、評価の違いを生んだ最大の要因と言えると思います。 僕のブログで、この「アニメ版の呪い」と「実写版の救い」というテーマについて、さらに詳しく掘り下げて考察しています。 なぜ実写版は明里の描き方を変えたのか、そしてあのラストシーンがなぜ多くの人に希望を与えたのかを解説していますので、もしご興味があれば、ぜひ一度ご覧になってみてください。 質問者様が感じた印象の違いが、なぜ生まれたのか、きっとご納得いただけると思います。 ▼参考ブログ 【結末考察】実写版『秒速5センチメートル』はハッピーエンド?アニメ版の「呪い」は解けたのか、徹底解説! https://yoshiki5291-movie-selection.com/byousoku-5-centimeter-matsumura-hokuto/

「秒速5センチメートル」アニメ版&実写版どちらも未見の私から言わせてもらうと、アニメ版はとても好評で、なぜそれよりも実写のほうがいいかは、おそらく、「よくあの最高のアニメをここまで出来がよく作れたな、すごいな実写」みたいな感じだと思います。はい。