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最近の日本の半導体産業ってどうなんですか?長い停滞を終えて、今はまた息を吹き返しているみたいなことを聞きました

回答(3件)

何をもって半導体産業というのか次第かと。 NVIDIAが今、すごい勢いですが、製造の多くはTSMCです。 TSMCは台湾をすて、熊本をはじめ世界中に半導体工場をつくっています。 北海道にラピダスができて今年4月に最初の製品をだすようですが、製造においてはTSMCに対抗できるかは不明。なぜなら半導体工場はとんでもない電力を必要とするので、余力がない北海道電力は厳しそう。 TSMCが熊本につくったのは九州電力が原発4基をもっている事も理由の一つ。ですから、製造では特殊なものでないと厳しいかと。 ソニーとかはイメージセンサー製造を長崎と熊本で計画していますが、こういう特殊なものでないと難しいのでは? ただ、設計ならば、第二のNVIDIAをつくる可能性はあると思っています。 トロンが家電OSの一角を担っているように、ホンダのアシモOSが車の自動運転の一角を担い、それに特化した半導体ができればいいなあと思います。

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別に停滞などしていませんよ。 パソコンやスマホなどに使う高密度デジタルIC分野で調子が悪かっただけで、それ以外では世界の最先端を争ってきました。高周波大電力を扱う半導体や、性能は低くとも超高信頼性が必要な自動車用半導体などです。 また半導体の原材料や製造機械でも恐ろしく強いです。 最近アメリカと協力して高密度デジタルIC分野に再参入しようとしています。これに成功すれば、デジタル分野でも復活ですね。また研究段階ですが、光を電気に変換せず光のまま処理する光半導体分野では最先端ですよ。

停滞っていうか、日本の半導体産業は壊滅しかかってました。 1980年代くらいに、日本の半導体が世界を席巻したときに、それを快く思わなかった欧米が日本に圧力をかけまくりました(ダンピング訴訟などを起こしまくったり、日本に不利な協定を作って締め上げてきたりしました)。その後、韓国や中国が安価な半導体を供給し始めたことで、日本の半導体産業にトドメを刺されてしまい、瀕死になってました。 しかし、米中の対立が先鋭化したことで、「中国に依存しない半導体生産体制を作ろう」という動きが、主に欧米諸国の間で出てきました。非中国陣営で半導体が強い国というと台湾がありますが、残念ながら台湾は中国が侵略を考えているため、お世辞にも安全な場所とは言えません。もっと安全な場所で、安定して半導体を生産できるようにする必要がありました。 そこで白羽の矢が立ったのが、日本です。これにより、一気に日本の半導体業界が息を吹き返す可能性がでてきました。 ただ、今はまだ工場を作っている段階で、半導体の生産も始まってませんので、「息を吹き返している」とまではいかないです。「これから息を吹き返そうとしている」という感じですかね。 確か工場の一つは今年の春くらいから稼働開始じゃなかったかな。 半導体産業息を吹き返せるかどうかは、そこから先の展開次第ですね。