元々はワイナミョイネンもロウヒも現地の神々であり、善も悪もなかったところ キリスト教圏の影響を受けた歴史家エリアスが、神ではなく人の英雄と魔女として作り直した叙事詩がカレワラなので 主題的にはまぁワイナミョイネンが主役のロウヒが悪役、って事になるわけですが 本来的にロウヒは神話にありがちな「この世に〇〇がある・ない理由」を説明する自然の象徴、この場合は人の文明神であるワイナミョイネンの傍若無人な振る舞いに腹を立て災厄を送ってくる自然神…文明と自然の相剋を暗喩する存在だったのに 無理に善悪を据えたせいで、怒られて当然の事をしているワイナミョイネンが善で、ロウヒが悪になっちゃってると