努力が足りないから貧乏になるということを言っている人たちは「公正世界仮説」というものを信じていることがほとんどです。 今現在の世界は完璧であり、善い行いをする人は報われ、悪い行いをする人は悲惨な目に遭うという考え方です。 このオカルト的、宗教的な考えは、しばしば教養のない保守層に多く見られ、何らかの事件の被害や事故に遭った人などに対して批判する傾向が強いです。 この世界は公正なのだから、良くないことが起こった人は何か悪いことをしていたのだろうという考えです。 真にあるべき社会への進化を阻害する考え方ですが、日本にはこのような人は多いです。 もっと現実を見て論理的に考えられる人になれるよう、教育現場から修正が必要だと感じています。