どうしてゲームボーイカラー専用ソフト『ドンキーコング2001』は日本だとGBシリーズの1作として、海外だと『スーパードンキーコング』の移植作のしての認識が強いのですか? スーパードンキーコングのGBシリーズでオリジナルの移植路線となるのは1996年の『ドンキーコングランド』(海外版はDonkey Kong Land 2・原作は『スーパードンキーコング2』)と2000年の『ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング』(任天堂初のゲームボーイカラー専用ソフトで、海外版は1997年に発売されたDonkey Kong Land 3で、原作は『スーパードンキーコング3』)は原作の一部ステージをそのまま移植したものでした。 なお、1995年の『スーパードンキーコングGB』(海外版はDonkey Kong Land)は、『スーパードンキーコング』のストーリーをベースとしつつステージを作り直した別物でした。 その事もあり、GBシリーズで『スーパードンキーコング』の内容をゲームボーイに移植した作品は無かったため、それを補完するために『ドンキーコング2001』が2001年1月21日にゲームボーイカラー専用ソフトとして発売された経緯があります。時代を追う毎にROM容量が大容量化されたため、『スーパードンキーコング』の完全移植で、全ステージがそのまま収録されています。BGMも原作からそのまま充てているため、スーパードンキーコングGBの流用と完全新作が混在します。日本版だとGBシリーズの1作としての認識が強いのですが、海外版だと原作と同じ“Donkey Kong Country”のタイトルで、ドンキーコングランドシリーズに属していない様に完全移植作の認識が強いため、日本と海外とで性格が異なる作品となりました。