私は「マペット・ベイビーズ」のアニメ版について少し違和感を覚えています。 現在日本でよく知られているのはCG版ですが、私の記憶では2000年頃にスカパーでセル画版が放送されていたと思うのです。話数は10本、あるいはそれ以下だったかもしれません。それでも「スター・ウォーズのパロディ回」までは放送されていて、さらにスパイダーマンや超人ハルク、スタン・リーが登場する回もあったような感覚があります。つまり、アメリカと同じくらいの話数が放送されていたのではないか、と感じているのです。ただし、全話放送されたかどうかは分かりません。 声優についても疑問があります。Wikipediaにはスキーター役が小桜エツコさんと書かれていますが、私はもともとそういう情報を入れていた覚えがありません。確かに小桜さんの声を知っているので間違いではないと思うのですが、時系列的に考えると「逮捕しちゃうぞ」の類子役の後、そして「ボーイ・ミーツ・ワールド」のマシューズくん役以降にスキーターを担当していた、という形になると思います。 また、小桜さんが最初に「マペット」で担当したのがスキーターではなく、映画『セサミストリート』に出てきたピンクの子(黄色の三つ編みのキャラクター)だった、というのも少し違和感があります。そこを「アビー」しか聞いていない人に誤解されているのでは?という疑問もあります。 さらに問題なのはピギーです。浅野るりさんが担当していなかった、というのは(小桜さんの件と同様に)考えにくい話です。アニマルに関しても同じです。 ただし、スクーター、ブンゼン、フォジーについては「マペット放送局」の頃からのキャストだと思います。カーミットについては「セサミストリート」から続く印象もありますが、「マペッツ」としては映画から担当している、と言っても間違いではないと思います。 私は2000年当時にアニメを見ていた記憶があります。その中で、ある方が声優名をいくつか間違えていたのですが、特に「ピギー=朴璐美」というのは違うと思いました。自分で確認したところ、その人が混同していたのは「プリキュア」のパルプ役でした。これで少し納得がいったのです。 おそらく、その方が現れたのは、私が「ゴーバイバイ」を「バーイバーイ」と訳したのがきっかけだと思います。 ただ、結局のところ「セル画版は日本で放送されなかった」という情報は誤りに思えて仕方ありません。私の感覚では、当時の日本語版は東北新社制作の雰囲気がありました。 そして、もし将来的にディズニープラス向けに再録音されることがあれば、スタジオエコーが担当する可能性が高いでしょう。その場合でも、私やその人の証言通りのキャストにはならないような気がします。 音楽と効果音のテープ(MEテープ、M&E)は、全体的に同じだったと思います。全編日本語でした。これは1回も吹き替えを作ったことがない作品ですが、1度だけ字幕版を作ってます。