そうです.流れてしまうだけです.水と反応することで固まりますので,セメントと水を混ぜて「練ること」が必要です.
モルタルは,セメントに砂を混ぜて練ったものです.
セメントのみを水で練ったものはノロと言います.ノロの強度は低く,タイル目地やモルタルのひび割れの補修に使います.
「固まる砂」と言うのは,水を加えれば出来上がりという「インスタント・セメント」のことですかね.花壇を作るときのレンガの接着とか日曜左官のような際には便利です.これは,セメントと砂をある比率ですでに混ぜられているもので,いわゆるモルタルです.
強度についてですが,モルタルは,水とセメントの比が変われば強度も変わりますので,皆さんお答えし難いのではなですかね.もっとも,モルタルは,伸縮が激しいので,型に流し込んで固めるような使い方(構造体として使うこと)はほとんどしませんがね...このようにして使うのはコンクリートですね.コンクリートはセメント,砂,砂利(バラス)を混合したものです.
参考までに,一般的なコンクリートなら,セメント:砂:砂利の割合は1:3:6ぐらい,もう少し強度が必要な場合には,1:2:4ぐらいで混合ですかね.流し込む型の中に,鉄筋を組めば,もっと強度が上がります.また,混合比はわかりませんが,「インスタント・コンクリート」と言うものも売っていたように思います.ちなみに,コンクリートもモルタル同様に水とセメントの比によって強度は変わりますのでご注意を.