ご心配の事と思います。
年齢的に大腸がんの可能性はまず無いと思われますが・・過敏性腸症候群を発症している可能性が考えられます。
参考までに・・
★過敏性腸症候群の原因は・・
・腸の動きの低下による悪玉菌の増加になります。
・下痢、便秘、腹痛、ガス溜まり、げっぷ、おなら、腹鳴(お腹の音)等を発症します。
・左下腹部に症状がよく出ます。
取り急ぎ記載症状の改善・予防の代表的な市販薬として・・
★ビオフェルミン ぽっこり整腸チュアブルa・・15歳以上になります。
2種類の乳酸菌+生薬+ガス消泡剤+ビタミンで胃腸内のガスを解消します。
名前はビオフェルミンですがガス消泡剤配合のビオフェルミンになります。
乳酸菌も配合されている為、腸内環境も改善されますので下痢・便秘にも効果があります。
一般的な消化器内科の治療方法としては・・
・過敏性腸症候群薬・・・イリボー、ロペミン、ポリフル
・痛み止め・・・・・・・ブスコパン、チアトン
・ガス溜まり・・・・・・ガス消泡剤のガスコン
・・・等が処方されます。
・整腸剤が処方される場合もありますが即効性が無い為、一般的に上記薬剤との併用になります。
ちなみに過敏性腸症候群はストレスを感じている場合にもよく発症します。
その為・・・登校前及び途中・人の多い緊張する場面・閉ざされた静かな空間(学校・テスト・授業中の教室等)でもよく発症します。
そのような状況になった時点で知らないうちにストレスが溜まっている可能性もあります。
それ以外でも日常生活で何某かのストレスを感じておられる場合は可能性があります。
原因が心的要因になりますので心療内科でも治療を行っています。
参考までに・・
心療内科の治療方法として・・
*過敏性腸症候群の治療と並行して診察します。
・原因となっているストレスや不安を改善する治療になります。
*一般的に抗不安薬のサインバルタ、レクサプロ・セルトラリン等が処方されます。
・ストレス・不安を解消します。
・上記薬剤との併用になります。
・過敏性腸症候群で悩んでおられる方が最終的に心療内科で改善されるケースが結構あります。
又、腸内の悪玉菌が増えている場合も悪化する傾向があります。
参考までに・・
★良い食物・・・水溶性食物繊維
*果物、海藻類、オクラ等・・・・サラサラネバネバした食物
・バナナは不溶性食物繊維になりますので逆効果になります。
・リンゴ等の水分の多い果物になります。
★悪い食物・・・不溶性食物繊維
*穀物系炭水化物、豆類、ナッツ類等・・・ザラザラボソボソした食物
*動物性たんぱく質及び乳製品
・動物性たんぱく質は腸の悪玉菌を増やします。
・乳製品も症状を悪化させやすい傾向があります。
・砂糖類は腸の悪玉菌を増やし善玉菌を減らしてしまいます。
ちなみにヨーグルト等の乳酸菌飲料ですが・・
乳酸菌含有の食材になる為、一般的には腸に良いとされていますが、
牛乳由来の食材になる為、過敏性腸症候群の場合、症状が悪化する場合があります。
同じ乳酸菌でも・・
・ヨーグルト・・・・・・・・・・・牛乳由来
・発酵食品(キムチ・納豆等)・・・・植物由来
・整腸剤(ビオフェルミン等)・・・・ヒト由来(腸内に既に存在)
・・・・があります。
結果、ヨーグルトは牛乳を主原料としている為、症状が悪化する場合がありますので注意が必要になります。
15歳以上でしたら取り急ぎ上記市販薬もありますが・・・
効果が実感できない場合・・・受験前で忙しいとは思いますが・・
緊張がピークに達する受験当日に悪化する可能性もありますのでその際はやはり消化器内科の受診をお薦めします。
学校で発症する場合は心療内科になりますが市販薬・消化器内科で改善されなかったあとで良いと思います。
長々と書きましたが何某かの参考になれば幸いです。
一刻も早く改善されますようお祈り致しております。
お大事になさって下さい。