この時期に出願を検討されているのは、どこかの国公立大学を第一志望で受験して、関西大学外国語学部を「滑り止め」で受験を検討されているのですか?
もし、そうならば、結構厳しい試験ですよ。
ご質問の共通テスト利用入試(併用)は、全学日程2で行われますね。
関西大学の個別学力試験で、英語(200点)と共通テストで、英語(100点)国語又は地歴・公民で1科目又は数学又は情報のうち2科目の最高得点自動採用(各100点)の合計500点満点のタイプですね。
関西大学外国語学部では、共テ併用の個別学力試験で得点調整を行います。「2025年度入試要項」のP43の「6得点調整」に記載があります。
そこで、計算式が載っていますが、肝心の「中央点」の公表がありません。
なので、計算できません。
そこで、一般的に得点は素点の15%減と言われています。10%減や20%減などの意見もあります。15%減が一番多く言われています。
過去4年間の合格最低点の推移です。
【外国語学部共テ(併用)3科目型合格最低点の推移】
2024年度 388/500 (77.6%)《年度内の最高点で記載》
2023年度 379/500 (75.8%)
2022年度 401/500 (80.2%)
2021年度 409/500 (81.8%) ※
過去のトレンドから見て「滑り止め」で確実性を考慮して出願するには、目指すべき得点を410点(82%)に設定すべきだと思います。そこは考え方です。
410点でシミレーションすると
まず、共テで85%として3教科で255点を取るとします。
個別学力試験の得点(得点調整後)で145点が必要です。
得点調整後で145点を素点換算すると、素点で171点(86%)が必要です。
要するに、共テでも関大の試験でも86%を確保しないと確実に合格は望めません。
ワンチャンを期待して380点でシミュレーションすると
まず、共テで80%として3教科で240点を取るとします。
個別学力試験の得点(得点調整後)で140点が必要です。
得点調整後で140点を素点換算すると、素点で165点(83%)が必要です。
要するに、共テでも関大の試験でも83%程度を確保しないとワンチャンは望めません。
あくまで、過去の実績のシミュレーションで、共通テストの得点だけ話しですが、京都大学文学部のレベルが必要です。
以上のように大変厳しい入試方式です。
よろしければ参考にしてください。
では、以上になります。
頑張って下さい。
健闘を祈ります。
健闘を祈ります。