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> 「親に養って貰っているから我慢しろ」 > 「親が建てたからノックする必要はなし。親が建てたからテリトリーはない」 という回答は間違いですね。 正しくはスマホについて言うと 「親には契約名義人としての管理監督権限と、未成年者に対する民法第820条に定められた監護権があるから、それら正当な親の権限において行われる制限や監視は我慢しろ」 が正解です。 親に養ってもらっていても 「その子が成人」で「子供が自分名義でスマホを契約している」場合は 親には子供のスマホに対し制限や監視を行う権利はありません。 部屋については 「親が立てた家でも、生理衛生空間(風呂やトイレ)に限っては、子供の側にも使用中のプライバシーを主張する事が認められているが、子供に使わせている個室は子供のプライバシー領域というわけではない事が裁判でも認められており、親が勝手に立ち入っても子供に対するプライバシーの侵害にはならないと定められているから、風呂やトイレを覗かれたら我慢しなくて良いが、居室についてはノックせずに親が入ってきても、不在時に勝手に入られても我慢しろ」 が正解です。 親が立てた家だからって、全てにおいて親の思い通りにできるわけではなく 子供が使用中に生理衛生空間を覗いたり盗撮したりすれば親であっても不法行為になります。 ただ、子供の居室については親が完全に権利を有し 子供の側には一切の権利が無い事が法的にも認められているので、それは仕方がありません。 それもそのはずで、親は子供に個室を与える義務は無いので 「子供に個室を与えない」 という事が問題無しとされているからには それよりは子供を優遇している 「子供に個室を与えるが独占はさせず、親が立ち入ったり管理したりする」 という事にも問題が無いのは当然です。 実家暮らしの子供にとって「個室」というのは 「子供の権利」として与えられるものではなく 「親からのサービス精神」で与えられるものですので 与えられたとしても、そこには子供の側の権利は生じないとされています。 そして世の中は「願望や不満」よりも「権利や義務」の方が優先されますので このような回答をする人は 「子供に制限を課したいから」という理由で このような回答をしているのではなく 「この回答内容が社会の規定や裁判の判例に照らして正しいと言える事だから」 という理由で回答しているだけです。 故に、私の回答は「制限したい親」を全面的に肯定するような内容では無く 「親だとしても、こういう条件の場合は制限する権限は無いよ」 「親だとしても、こういう事は許されないよ」 って事もきちんと書いているわけです。 親側に肩入れしているわけではなく 子供側に肩入れしているわけでもなく あくまで「正しさ」に準じているだけなので。
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