どの面でポジティブかは考えてみてください。まずどうでもいいことを考えすぎなのは人間の、しかも生活に追われていない状況にある人の、特権です。暇なのもそうです。野生の動物はぼんやりしているように見えても、かならず敵と餌、自分とこどもの安全に注意をして、はりつめています。 問題はそれで落ち込むことがあるということですが、そのときだけは理屈で考えて改善策があるか、ないかを考えるとよいでしょう。 ぼんやりしているのと、落ち込んでしまうことは、まったく別のことですから。 その上で以上を整理して、ぼんやりしていることと、具体的に現実に対してどうしようか考えることを分けてください。それが、現実にもどる準備となります。 あなたの現状はそんなに悪くなく、ときおり不安になるのは、ぼんやりする価値を低く考えすぎなのと、具体的に現実に対して考えることをまぜこぜにしているからです。 それはだれもがそうなりがちですので、あなたが特殊なわけではありません。 しかしただ表面的に元気にポジティブになろうとしても、うまくいかずに空回りするだけです。 ポジティブ、ということの前に、「考えるべき対象、環境」をよく見直して、それに向けて、自分はまず何をするといいかを考えましょう。そうしてから行動に移ると、あなたのいうポジティブさがやってくると思います。