岡嶋和幸の「あとで買う」

1,332点目:機内持ち込みできる大容量バックパック

スーリー「Thule Aion Travel Backpack 40L」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

スーリー「Thule Aion Travel Backpack 40L」

1,315点目で紹介したグレゴリーの「ボーダーキャリーオン40」はコヨーテブラウンを選び、東京の事務所との往復で活躍していますが、本日のこの製品とどちらにするか最後まで悩みました。

グレゴリーを選んだというより、ワックス加工された生地を採用している点がスーリーのこの製品を外した理由です。使うほどに風合いが増すなど、旅の思い出が刻まれていくような変化を楽しみたい人にはぴったりかもしれません。

でも私はエージングとかはあまり好きではないのです。同様の素材の製品を愛用していたことがあるのですが、使い込むほどに格好良く仕上がれば良かったのですがうまくいきませんでした。でもこの製品は、デザインや機能性などそれ以外の部分はとても魅力的に感じています。

大容量40Lの機内持ち込みができるバックパックを探している人は候補に入れてみるのも良いでしょう。販売価格は3万7,950円前後で、色はブラック、ヌートリア、ダークスレートが選べます。28Lタイプもラインアップされています。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。