1971年生まれ。美学、パフォーマンス批評。日本女子大学専任講師。
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(最終更新:2011年3月28日)
[オルタナティヴ・ダンシング 3]
すべてがリアクションであるようなダンス これまで「タスク」「ゲーム」と、一般にひとがダンスなるものについて抱くイメージからはほど遠いキーワードをとりあげて、今日的な「もうひとつのダンス」の在処を探ってきた。言い換えればそれは、米国のジャドソン教会派を中心とする一九六〇年代のアヴァンギャルドなダンスのムーブメントへと立ち...
『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.37-39
[オルタナティヴ・ダンシング 2]
ゲーム化した即興演奏 結成一年で、今秋開催されている「六本木クロッシング二〇〇七:未来への脈動」展に招聘されるなど★一、瞬く間に音楽界内外問わず注目を浴びる存在となったd.v.dは、三人組のバンドである。バンドと言っても、演奏者はドラマーが二人のみ。もう一人はヴィジュアルの制作と操作を担当という相当変わった編成。ドラム...
『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.61-63
[オルタナティヴ・ダンシング 1]
鍛えられた身体がフォルマリスティックに描く、ときに美しく、軽く、速く、強い運動……。「ダンス」という語についてひとが一般的に思い抱くのは、こういったイメージだろう。バレエしかりモダンダンスしかり、日本舞踊もストリートダンスだって、技巧を持った踊り手が理想的な運動のフォルムを(それは現実の身体を覆い隠すイリュージョンとな...
『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.49-51
[論考]
待て スーパーラット 僕達は敵ではないChim↑Pomだ! 全てが言い訳がましく響く夜の日本のセンターで 僕達は作品を作るべく 夢とねずみを追いかけた (Chim↑Pom『スーパー☆ラット』展の宣言文より) 踊るリアルなピカチュウ Chim↑Pom(チンポム)★一制作によるそれを目にしたのは、今年三月にアサヒ・アー...
『10+1』 No.47 (東京をどのように記述するか?) | pp.93-101