1972年生まれ。歴史地理学。流通科学大学商学部講師。
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(最終更新:2010年4月2日)
[論考]
...シチュアシオニスト──漂流と心理地理学」(加藤政洋+大城直樹編『都市空間の地理学』ミネルヴァ... ...ンリ・ルフェーヴル──空間論とその前後」(加藤政洋+大城直樹編『都市空間の地理学』ミネルヴァ...
『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.108-119
[東アジア建築世界の二〇〇年]
...九八九)一九〇頁。 ★七──大阪については、加藤政洋『大阪のスラムと盛り場──近代都市と場所の... ...九八九)一九〇頁。 ★七──大阪については、加藤政洋『大阪のスラムと盛り場──近代都市と場所の...
『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.212-224
[翻訳論文]
各時代の指導精神は、サント・シャペルからリヴォリ街に至る、その時代を記念するような建造物のなかに具象化されている。しかし、この素晴らしい遺産は混乱しきった街中に置かれ、記念碑的な建造物も錯綜した街路に囲繞されて、孤立させられていた。ナポレオン三世のもとでセーヌ県の知事を務めたジョルジュ・ユジェーヌ・オスマン(一八○九—...
『10+1』 No.34 (街路) | pp.125-136
[論考]
シカゴの都市社会学派を代表するロバート・パークは、大都市(メトロポリス)をとある機械(マシーン)に見立てていた節があります。彼はこう述べていました──メトロポリスとは、一見したところ「方向変換と選別の巨大な機構」のようであると。つまり、膨大な数の人びとを惹き寄せて外延・拡大することで成長をつづけてきた都市は、同時に人々...
『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.124-125
[翻訳論文]
建築は死んだ。わたしはその死亡記事を読んだのである。ひとりの文化分析者が「建築─彫塑の時代を経て、今やわたしたちは映写的な作為性の時代にいる……これからの建築は単なる映画にすぎない」と書いているのだ★一。あるいは、建築を「見世物の半電子的な視覚標識」と呼ぶ者たちもいる。しっかりと場所に固定されて不活発であるため、エーテ...
『10+1』 No.33 (建築と情報の新しいかたち コミュニティウェア) | pp.163-171
[論考]
スパイストラートを離れて アムステルダムに生まれ育った人は誰しも、環状の運河に閉じ込めようとする動きと、この都市から外に向かう道路を使って中心を離れ去ろうとする動きで緊張した区域のなかに彼自身((ママ))を必ず見出すことになる。この緊張に満ちた区域にあっては、都市の主要な地区さえ知ることはできないであろうし、なおもア...
『10+1』 No.25 (都市の境界/建築の境界) | pp.151-168
[政治の空間学 1]
1 リベラリズムの空間政治学 ミシェル・フーコーはあるインタヴューのなかで次のように発言している。 あなた方には、空間的な用語を活用することは、歴史を、進化、...学──批判的社会理論における空間の位相』(加藤政洋+西部均+水内俊雄+長尾謙吉+大城直樹訳、...
『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.205-213
[論考]
この愉快な国で一般的な見世物を構成するこうした要素のすべてが、少なくとも習慣となっている型どおりの考え方にちょっとした戸惑いを刺激としてあたえ、独自の気風に関係していることを感じさせるのだ。 Henry James, “Experiencing the Netherlands” in Transat...
『10+1』 No.24 (フィールドワーク/歩行と視線) | pp.146-155
[論考]
1 都市空間の断片へ おそらくこの百年間、日本の都市は、著しい人口成長と経済発展、そして時には不可抗力的な変化によって編制された諸々の空間的断片のなかに、幾重にもかさなる分厚い層を蓄積してきたにちがいない。ある地理学者が、都市空間の可視的領域を、さまざまな建築形態——さまざまな局面で蓄積された示差的な層——から構成され...
『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.138-152